セラピューティックは、ハイドロキノンとトレチノインを使用して行うことで肌を生まれ変わらせる治療です。ガウディスキン・セラピューティックプログラムでは、ガウディスキンのアイテムを使ってセラピューティックを行っていきます。
セラピューティックは、シミやくすみ、毛穴などの悩みがある方に人気の治療です。今回は、ガウディスキン・セラピューティックプログラムの方法や効果について詳しく紹介します。
ガウディスキンは日本人向けに開発されたブランド
ガウディスキンを開発したのは、日本人の医師です。開発者である医師は、海外製の高濃度ビタミンA外用製剤をいくつも試していくなかで、あることを思うようになりました。「日本人に合う海外製のビタミンA外用製剤がない」ということに気がついたのです。
そこでガウディスキンが開発されました。ガウディスキンは、日本人の角質や真皮の厚さ、バリア機能、アレルギー率などを考慮して作られています。ガウディスキンは、日本人が開発した日本人のためのスキンケアアイテムなのです。
セラピューティックとは?
セラピューティックは、もともとゼオスキンのコスメを用いて行われてきた独自のプログラムです。最近では、ゼオスキン以外のコスメを使ったセラピューティックも行われるようになってきました。
ターンオーバーを促進させて肌の調子を整えること
セラピューティックでは、ハイドロキノンが配合された製品とトレチノインを使用して肌の不調を改善させます。肌のターンオーバーが促進されるため、透明感がありシミやくすみが目立たない健康的な肌を手に入れることが可能です。
しかし、セラピューティックではどうしても赤みや皮むけなどの副反応が起こってしまいます。そのため、できるだけ肌に負担をかけにくいアイテムを選んで行うことが大切です。
セラピューティックの4つのプロセス
セラピューティックの施術期間は、12~18週間です。以下の4つのプロセスから成り立っています。
- 反応期
- 耐久期
- 完成期
- 維持期
それぞれのプロセスについて詳しく見ていきましょう。
反応期 | 治療を始めて4~6週間の時期を反応期といいます。古い角質が剥がれ落ちるため、皮むけや赤みなどが出やすい時期です。 |
耐久期 | 治療を始めて8~12週間の時期を耐久期といいます。皮むけや赤みなどが落ち着いてくる時期です。人によっては、ハリを感じたりくすみやニキビ跡が薄くなったりなどの変化を感じられます。 |
完成期 | 治療を始めて12~18週間の時期を完成期といいます。肌が生まれ変わる時期で、副反応も落ち着きつるっとした肌状態になります。 |
維持期 | セラピューティックは18週で終わりです。ハイドロキノンとトレチノインの使用を終了し、化粧水やレチノールなどで肌状態を維持していきます。 |
ガウディスキン・セラピューティックプログラムとは?
セラピューティックといえば、赤みや皮むけが出やすいことで知られています。これらの反応を極力抑えたのがガウディスキン・セラピューティックプログラムです。
ガウディスキンのブランドを使って行うセラピューティックのこと
ガウディスキン・セラピューティックプログラムとは、その名のとおりガウディスキンを使用して行うセラピューティックのことです。
ゼオスキンの代わりにガウディスキンを使うことで、A反応を極力抑えた状態でセラピューティックを行えます。
ガウディスキン・セラピューティックを行う方法
ガウディスキン・セラピューティックプログラムは、朝と夜の2回にわけてお手入れを行い、これを12~18週間続けます。
〈朝のお手入れ〉
- スムースクレンズで洗顔をして肌の汚れや余分な皮脂を取り除く
- インナーモイストTAローションで保湿を行う
- HQをクリアを馴染ませる
- 乾燥が気になる場合は保湿クリームを重ねる
- 外出する場合は日焼け止めを塗る
〈夜のお手入れ〉
- スムースクレンズで洗顔をして肌の汚れや余分な皮脂を取り除く
- インナーモイストTAローションで保湿を行う
- HQをクリアを馴染ませる
- トレチノインを馴染ませる
- 乾燥が気になる場合は保湿クリームを重ねる
ガウディスキン・セラピューティックを行うメリット
ガウディスキンは、日本人の肌のことを考えて作られたスキンケアアイテムです。そのため、ガウディスキンを使ってセラピューティックを行うことでA反応による皮むけや赤みを最小限に抑えることができます。
ガウディスキン・セラピューティックで使用するアイテム
ガウディスキン・セラピューティックプログラムでは、主に次の4つのアイテムを使用します。
- スムースクレンズ
- HQクリア
- インナーモイストTAローション
- トレチノイン
それぞれどのようなアイテムなのかを詳しく見ていきましょう。
スムースクレンズ
スムースクレンズは、敏感肌の方のために開発された洗顔料です。摩擦力が極力少なくなるように作られているため、肌をこすることなく洗顔ができます。マイルドな洗浄成分を使っているため、肌に必要なうるおいはしっかり残しながら汚れを落とすことが可能です。
ガウディスキン・セラピューティックプログラムを行っている際の敏感な肌にも刺激を与えることなく使用できます。
HQクリア
HQクリアは、ガウディスキン・セラピューティックプログラムを行いやすいように設計されたハイドロキノン配合の美容クリームです。
界面活性剤の量をできる限り少なくすることで、ハイドロキノンで起こりやすい赤みやかゆみ、熱感や乾燥感などの副反応を抑えました。
また、トレチノインを併用してもアレルギー症状が起こりにくい成分が使われています。
インナーモイストTAローション
ガウディスキン・セラピューティックプログラムを行っているときに起こりやすい副反応を抑える効果がある化粧水です。肌荒れを予防する効果があるグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。
炎症を抑えるトラネキサム酸も配合されていることが特徴です。高い保湿効果をもつヒト型セラミドの効果もあり、肌の奥からしっかり保湿できます。
トレチノイン
セラピューティックに欠かせないのがトレチノインです。トレチノインとはビタミンA誘導体のことで、皮膚の表面にたまった余分な角質を剥がしたりコラーゲンの分泌を促進したりする働きがあります。
完成期まではトレチノインを使用し、維持期に入ったら活性が抑えられているレチノール(デュアルレチノプラス、デュアルレチノライト、デュアルレチノエクストラライト)を使用しましょう。
ガウディスキン・セラピューティックで期待できる効果
ガウディスキン・セラピューティックを行うと、どうしても皮むけや赤みなどの副反応が起きてしまうことがあります。人によってはA反応が起こるのは嫌だと感じるかもしれませんが、皮むけや赤みを我慢してでも行う意味がある治療なのです。
シミ・肝斑の改善
シミや肝斑を改善する効果が期待できます。「肌の漂白剤」とも呼ばれているハイドロキノンを使っていくため、メラニン色素の生成を阻害して肌に透明感を出すことができるのです。
くすみの改善
トレチノインによって肌のターンオーバーが促進され、くすみの改善にも役立ちます。皮むけが落ち着くと、文字通り一皮むけたような肌を手に入れられるでしょう。
ニキビ跡の改善
ニキビ跡の改善にも効果的です。ターンオーバーを促進して肌に蓄積したメラニン色素の排出を促し、透き通った肌を作り上げます。
しわの改善
トレチノインには、コラーゲンの生成を促進する効果があります。コラーゲンは、肌のハリを支える土台となるような成分です。そのため、しわの改善ができます。
毛穴の開きの改善
古い角質を取り除き皮脂の分泌を抑えることで毛穴の開きを改善します。毛穴詰まりも改善できるので、毛穴トラブルの予防にも効果的です。
肌の乾燥の改善
皮むけしている間は一時的に乾燥したような状態になりますが、副反応が起こる時期を過ぎると肌のうるおいを実感できるでしょう。内側からうるおいに満ちた肌を得ることができます。
まとめ
ガウディスキンを用いたセラピューティックプログラムは、従来のゼオスキンを使ったセラピューティックより皮むけや赤みなどの副反応がマイルドなことが大きな特徴です。
HQクリアとトレチノインに加えてスムースクレンズやインナーモイストTAローションを使用することで、肌への負担を極力抑えながらセラピューティックを行うことができます。
「セラピューティックを行って肌を生まれ変わらせたいけど、副反応がどうしてもきになる」という方は、ガウディスキンのセラピューティックプログラムを試してみてはいかがでしょうか。