
ガウディスキンは、「日本人にとっての考えうる最良」を形にした製品として、日本人医師により作られたこだわりのドクターズコスメです。
成分にこだわり、日本人の肌質に合わせたスキンケアですが、効果がないと感じる方もいるかもしれません。
しかし、ガウディスキンを正しく使用すれば、効果が期待できるとご存じでしょうか?
この記事では、ガウディスキンの成分や製品の特徴に加え、効果的な使い方を紹介します。
ガウディスキンの効果を実感したい方は、ぜひ参考にしてください。
ガウディスキンとは?
ガウディスキンとは、日本人医師により、日本人の肌に合わせて作られた医療機関専売のスキンケアです。
これまで外国製の製品で肌トラブルがあった方も、ガウディスキンなら治療できる可能性があるでしょう。
ここでは、ガウディスキンがなぜ選ばれるのか、詳しく解説します。
日本人の肌に合わせたドクターズコスメ
ガウディスキンは、日本人の肌に合わせたドクターズコスメとして、医療機関でのみ販売することができるスキンケアシリーズです。
外国製のビタミンA(レチノール)配合の製品は、欧米人の肌に合わせて開発されているため、日本人とは皮膚そのものが違い、肌トラブルが発生する可能性が高いものでした。
欧米人とは角質や真皮の厚さ、バリア機能、アレルギー率など、さまざまな違いがあるため、欧米人向けに開発された製品では日本人の肌に不向きなのです。
ガウディスキンは日本人に合った成分を配合して、海外製品のような肌トラブルを減少する工夫がされています。
日本医師が、日本人が毎日使い続けられるようにと、品質管理を徹底し、肌の悩みを解決するために開発した製品です。
ガウディスキンの効果
ガウディスキンは、以下のような肌質改善の効果が期待できます。
- シミ
- シワ
- くすみ
- たるみ
- ハリ
- ツヤ
- そばかす改善 など
外国製のビタミンA(レチノール)配合製品を使用して、肌がピリピリする、赤みが出るなどの副作用があった方は少なくありません。
そんなお悩みを抱えた方も、日本人向けのビタミンAが配合されているガウディスキンならば、治療ができる可能性があるでしょう。
また、適切なレーザー治療を組み合わせることによって、それぞれの副作用を軽減して効果的に治療を進められる効果も期待できます。
セラピューティックができる
セラピューティックとは、12~18週間の短期間で肌のターンオーバーを促すプログラムです。
元々はゼオスキン独自のプログラムですが、ガウディスキンでもセラピューティックが可能です。
レーザー治療を併用する場合は、ゼオスキンよりもガウディスキンの方が期間が短くなるケースがあります。
ゼオスキンが肌に合わずセラピューティックができなかった方も、日本人向けに作られたガウディスキンは肌への負担が少なく、副反応である赤みや皮むけが起こりづらい傾向があります。
ただし、副作用の出方には個人差があり、ガウディスキンを使用していても副作用がないわけではありません。
医師の指導のもと、正しい使用方法で適切に行いましょう。
医師の診断が必要
ガウディスキンは医療機関専売のため、購入の際には医師の診断が必要です。
医師の診断やカウンセリングを行うことにより、肌のお悩みに合わせて製品の使用方法や使用頻度などの指導や提案をして、安定した使用ができるようにします。
人によってレチノールの許容量が違ったり、含まれている成分のハイドロキノンへのアレルギーがある方もいたりするため、購入前に医師の診察が必要なのです。
オンライン診療をしているクリニックもありますが、初回購入の際は対面診療をおすすめします。
注意点
ガウディスキンは日本人向けに開発されていますが、それでも肌に合わなかったり、誤った使用方法をしたりすると、副反応が出る可能性があります。
- 赤み
- 皮むけ
- 乾燥
- かゆみ
- 吐き気
- 頭痛
- 色素沈着 など
早く効果を実感したくて適量以上を使用するのは、このような副作用を引き起こす可能性があるため、注意してください。
使用量や使用頻度、アイテムの使い方など、医師の指導に従いましょう。
副作用が出てしまった場合は、すぐにクリニックを受診して、医師の診察と処置を受けてください。
ガウディスキンの成分
ガウディスキンには、さまざまな有効成分が含まれています。
ここでは、ガウディスキンの成分について、どのような効果が期待できるのか詳しく解説します。
ビタミンA(レチノール)
ガウディスキンの主成分であるビタミンA(レチノール)は、肌のターンオーバーを促します。
肌組織に働きかけて新しい肌を再生し、シワやシミ、たるみなどの改善につながる効果が期待できます。
ガウディスキン デュアルレチノシリーズの効果や使い心地は?メリットやデメリットも解説
ピュアレチノールとパルミチン酸レチノールの配合が製品ごとに異なるため、肌の状態に合わせて使い分けるのが重要です。
また、ビタミンAが不足していた肌へ多くのビタミンAが補給され、レチノールの許容量を超えると、肌のターンオーバーが急激に促進されて起こるA反応という副作用が起こる可能性があります。
ガウディスキンはA反応が起こりにくいように日本人向けに作られていたり、消炎効果がある成分を配合したりして、炎症を抑制できるように工夫されています。
A反応では、赤みやかゆみ、乾燥、皮むけなどの症状が一時的に現れるかもしれません。
肌がレチノールに慣れたら自然に治まるケースも少なくないですが、症状が長引く場合はクリニックへ相談しましょう。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは、メラニン色素の合成を阻害する成分で、シミやニキビ跡、黒ずみなどに効果が期待できます。
ガウディスキン HQクリアの効果や使い心地は?メリットやデメリットも解説
ガウディスキンに配合されているハイドロキノンは、ピリピリした刺激を感じにくいように作られていますが、肌質によっては刺激を感じる方もいるため、注意しましょう。
ハイドロキノンはアレルギー反応が出る可能性もあり、初めての使用の際は医師の指示に従って慎重に使用する必要があります。
また、ハイドロキノンは紫外線に影響を受けやすいため、使用の際は日焼け止めを忘れないようにしましょう。
美白にも効果的ですが、ハイドロキノンはメラニン色素を排出する作用ではなく、これからのメラニン生成を抑える成分です。
ハイドロキノンは短期限定での使用が推奨されていて、長期使用には向かないと覚えておきましょう。
高濃度ビタミンC
高濃度ビタミンCは、浸透力に優れていて皮脂の分泌を抑制し、ニキビの予防や改善の効果が期待できます。
ガウディスキン エクラリバイブの効果や使い心地は?メリットやデメリットも解説
メラニンをコントロールする作用や抗酸化作用もあるため、美白や美肌、にも役立つ成分です。
ガウディスキンに配合されているのはビタミンC誘導体で、皮膚への浸透性やビタミンCへの変換率に優れています。
トラネキサム酸
トラネキサム酸は美白有効成分でありメラニン色素の生成を抑え、肌の透明感を引き出しシミやくすみの改善、美白効果が期待できます。
ガウディスキン インナーモイストTAローションの特徴や効果は?実際に使った感想も紹介
また、ビタミンAの副反応(A反応)を抑えてくれる働きもあるため、レチノールの使用時に併用するのがおすすめです。
ガウディスキンの製品ラインナップ
ガウディスキンには基本的なラインに加えて、成分濃度が異なり肌に合わせて選べる製品が揃っています。
医師の診断により、ひとりひとりに合った製品を使い分けることが可能です。
製品名 | 期待できる効果 | 特徴 |
---|---|---|
![]() |
保湿
敏感肌でも使用可能 |
こすらず洗える洗顔料。
余分なものを落とし必要な潤いを残す。 |
![]() |
美白 | トラネキサム酸やヒト型セラミドを配合した化粧水。
A反応を抑制するため、トレチノイン、高濃度レチノール使用時に併用するのがおすすめ。 |
![]() |
シワ、シミ、くすみ、ハリ、ツヤなど | パルミチンサンレチノール、ビタミンC、高機能ペプチドなど、さまざまな成分を配合。
多方面へのアプローチができて、肌のお悩みに多方向から働きかける高機能クリーム。 |
![]() |
美白、シミ、そばかす | ハイドロキノン、グリコール酸を配合した美白クリーム。
日本人に合わせ、トレチノイン使用時のアレルギー反応誘発の可能性がある成分を減少させているが、グリコール酸未配合のものと比べると赤みの頻度が少し上がる。 セラピューティックに使用可。 |
![]() |
シミの改善・予防、シワ、ハリ、毛穴、ニキビ予防 | ピュアレチノール、パルミチン酸レチノールを配合した、高濃度ダブルレチノールクリーム。
海外製品より濃度は落ちるが、日本人にとっては必要十分な高濃度。 A反応が起きにくい処方。 夜のお手入れの最後に使用する。 |
![]() |
中濃度のダブルレチノールクリーム。
デュアルレチノプラスの半分の濃度。 レチノールの許容の個人差により使い分ける。 |
|
![]() |
低濃度のダブルレチノールクリーム。
デュアルレチノライトでも使用が難しい方にも使用できるように、濃度を落としてある。 レチノール使用が初めての方におすすめ。 |
どの製品が合っているのかわからない場合は、肌質に合ったものを選べるように医師に相談しましょう。
デュアルレチノは濃度が違う3種類があるため、医師の指示に従い正しく使用してください。
ゼオスキンとの違い
ビタミンA配合のスキンケアではゼオスキンが有名ですが、ガウディスキンとの大きな違いはどのような肌質に向けての製品かという点です。
ガウディスキンとゼオスキンとの違いを、以下の表にまとめました。
ガウディスキン | ゼオスキン | |
---|---|---|
肌質 | 日本人向け | 欧米人向け |
価格 | 中価格 | 高価格 |
肌のタイプ | 敏感肌・乾燥肌 | すべての肌 |
保湿作用 | 強い | 弱い |
A反応 | 比較的抑えられたA反応 | A反応が出やすい |
日本人の角質は薄く、敏感なため、A反応が起こりやすい性質をもっています。
ゼオスキンは角質の厚い欧米人向けでありそのため界面活性剤が多く含まれ、日本人にとっては成分が強く、副反応が起こりやすくなっています。
ガウディスキンの成分は日本人向けに配合されているため、敏感肌でも合う可能性が高いのです。
ただし、ゼオスキンの製品が悪いというわけではありません。
欧米人向けの配合ではありますが、ゼオスキンが肌に合う方もいます。
ガウディスキンとゼオスキンのどちらが肌に合っているかは、クリニックで相談してみましょう。
ガウディスキンが効果なしと感じる理由
ガウディスキンを使用しても、効果がないと感じている方もいますが、どうしてでしょうか。
その理由は、以下のようなものが考えられます。
長期使用に向かないため
ガウディスキンのラインナップのうち、HQクリアはハイドロキノン配合の製品ですが、ハイドロキノンは長期間の使用に不向きです。
HQクリアは、短期間限定で使用するトレチノインと併用することで効果が期待できるため、長期使用しても効果が実感できない可能性があります。
ハイドロキノンはメラニンの生成を抑制する作用がありますが、できてしまったメラニン色素を排出するわけではないのです。
シミに効くのではとHQクリアだけを長期間使用しても、効果が望めない可能性が高いでしょう。
HQクリアは、トレチノイン・ハイドロキノン療法時に短期間で効果を発揮する製品のため、長期使用で効果がないと感じてしまうのかもしれません。
使用方法が正しくないため
自己判断で使用量を変えたり、間違った使用方法をしていると、ガウディスキンの効果が実感できない可能性があります。
ガウディスキンは使用するアイテムが絞られていてわかりやすく、毎日のスキンケアに使えるように作られています。
肌に必要な成分を補給できるように、医師の診断によって使用アイテムが提案されるため、きちんと指示に従って使用しましょう。
ガウディスキンの効果的な使用方法
ガウディスキンの効果を発揮しやすい使用方法を紹介します。
レチノールを使用するのが初めての方は、参考にしてください。
正しい順番・適量を守って使用する
ガウディスキンは正しい順番や適量を守って使用することにより、さまざまな効果が期待できます。
クリニックで診断を受けた際に、ガウディスキンのラインナップから、肌に合ったアイテムと使い方の説明があるため、しっかり聞いておきましょう。
使用する順番を間違って覚えていたり、必要な使用量以上を使用したりすると、ガウディスキンの効果が十分に発揮されない可能性があります。
また、初めてレチノール製品を使用する方は、A反応が出るリスクがあるため、医師の指示に従い少量から始めることが多く、慎重に使用するよう注意しましょう。
季節や環境、肌の状態により調節する
ガウディスキンを使用する際、季節や環境、肌の状態によって、使用の仕方を調節することが可能です。
例えば、乾燥する時期にはTAローションを複数回に分けて使用して、保湿力を高めるのがおすすめです。
また、夏の紫外線の強い季節には、紫外線の影響を受けやすいHQクリアの使用を、夜だけにする対策もあります。
ただし、肌の状態がおかしい、何かしらの変化があったなどの場合は、すぐにクリニックへ相談してください。
クリニックからの指導を守る
ガウディスキンを安定して長く使い続けるためには、クリニックからの指導をきちんと守るのが重要です。
アイテムの使用方法や使用量、肌の状態に合わせたアイテムの変更など、疑問に思うことがあったら相談しましょう。
自己判断で使用を中止したり、使用方法を変えるのは避けて、肌の状態をベストに保てるようにガウディスキンを上手に活用してください。
まとめ
ガウディスキンは日本人の肌に合わせて、日本人医師が成分や品質管理にこだわって作った日本人向けのドクターズコスメです。
医師の指導の下、肌の状態を診察したうえで、ひとりひとりに合わせた製品を使用することで、効果が期待できます。
正しい使用方法を守り、長く安定して使えるスキンケアとして、ガウディスキンを使用していきましょう。
クレストスキンクリニックでは、ガウディスキンの通信販売を行っております。
オンライン診療も受け付けておりますが、初めてのご利用の際には対面診療をおすすめしています。
ガウディスキンが気になっている方、効果的な使い方を知りたい方は、ぜひお気軽にクレストスキンクリニックへご相談ください。
記事監修

- 森口翔 M.D. Ph.D
- 慶應義塾大学医学部卒業
- 慶應義塾大学医学部大学院博士課程修了
- 医療脱毛専門クレストスキンクリニック医師