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ジェントルマックスプロの脱毛は硬毛化する?原因と対処法を紹介

2025.05.20

カテゴリ… 脱毛コラム脱毛機

脱毛のリスクのひとつに、「硬毛化」があることはご存じでしょうか?

頻繁に起こるわけではないですが、誰にでも起こる可能性があり、脱毛のリスクとして覚えておいた方がいいでしょう。

硬毛化の詳細についてはこちら

医療脱毛で毛が濃くなる『硬毛化』とは?その頻度とメカニズムを解説

熱破壊式のレーザー脱毛機で人気のジェントルマックスプロに限らず、どの脱毛方法、脱毛機械でも硬毛化が起こる可能性はあります。

この記事では、硬毛化とはどういう症状か、原因、対処法、なりやすい条件などを、詳しく解説します。

硬毛化が不安な方、硬毛化について疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

硬毛化とは

硬毛化とは

硬毛化とは、脱毛後に前よりも太く硬い毛が生えてくる症状のことです。

脱毛をして逆に毛が目立ってしまう状態になるため、脱毛の際に起こり得るリスクのひとつとしてあげられています。

硬毛化の原因は?

硬毛化の原因は、はっきりとわかっていません。

仮説として、脱毛機からのエネルギーが不足していたため、毛根や毛母細胞が破壊しきれずに、逆に自然治癒力が発揮され毛が活性化されてしまったのではないか、と考えられています。

高出力のレーザー脱毛では硬毛化は起こりづらい傾向がありますが、ないとは言い切れません。

硬毛化は医療脱毛レーザーだけでなく、エステの光脱毛、家庭用脱毛機による脱毛でも起こる可能性があります。

発症率についても、根拠に乏しく正確ではありませんが、頻繁に起こるわけではないと考えられています。

硬毛化の症状

硬毛化は、医療脱毛やエステ脱毛を受けた、または家庭用脱毛機を使用した後に、前よりも太く硬い毛が生えてくる症状です。

産毛や細い毛、軟毛などが硬毛化する可能性が高いと考えられています。

増毛化や多毛化も同じように脱毛のリスクとして挙げられますが、毛穴の数が増えたわけではないため、毛の本数が増えたわけではありません。

脱毛によって毛量が減ってきていても、太く硬い毛が生えてきたら目立ちやすくなるのです。

また、脱毛後すぐに症状が出てくるわけではなく、数ヶ月かけて少しずつ現れる傾向があります。

硬毛化の判別方法

硬毛化を自分で判別する方法は、周りの毛と比較してみて、太かったり硬かったりするかを確認することです。

施術してから早ければ1〜2ヶ月後から、硬毛化が起こり始めます。

個人差もありますが3-4回目の施術後に起こる場合が多く見られます。

このとき、範囲がどれくらいかも確認しておきましょう。

全体から見て一部分のみ太くなっていたり、他の部位の毛と毛質の違いが明らかだったりしたら、硬毛化の可能性が高いです。

カミソリで自己処理した毛は断面が太く見えて、硬毛化と間違えやすいですが、太くなったように見えるだけで硬毛化とは違います。

自分で判別するのが難しい場合は、気になる箇所を写真に撮って、クリニックで相談しましょう。

ジェントルマックスプロで硬毛化は起きる?

ジェントルマックスプロで硬毛化は起きる?

ジェントルマックスプロは人気の医療脱毛レーザーですが、硬毛化のリスクは否定できません。

しかし、リスクの低減には効果が期待できると考えられます。

ここでは、ジェントルマックスプロの硬毛化リスクについて、詳しく解説します。

硬毛化の可能性はある

ジェントルマックスプロに限らず、脱毛するという行為には硬毛化のリスクが伴います。

同じ条件で同じ脱毛施術を受けても、硬毛化する方もいればしない方もいて、脱毛機の性能だけが原因になるとは限りません。エステ脱毛含めて多くの脱毛機器で硬毛化が報告されております。

ジェントルマックスプロの高出力でリスクを低減

ジェントルマックスプロは高出力のレーザー照射が可能なため、毛根や毛母細胞の破壊に十分なダメージを与えられ、硬毛化のリスクを低減できる可能性があります。

硬毛化の原因のひとつに出力が足りないことが挙げられていて、メラニン色素へのダメージが少ないと発毛組織を破壊しきれないのではないかと考えられています。

その結果、中途半端に破壊された発毛組織を修復しようとして、レーザーの熱エネルギーによって周辺組織が活性化されてしまい、太く硬い毛が生えてしまうのが、硬毛化のメカニズムとして有力な仮説です。

ジェントルマックスプロで硬毛化のリスクが低減できる可能性があるため今後の検討や研究が待たれます。

硬毛化が起きた場合の対処法

硬毛化が起きたときの対処法

実際に脱毛後に硬毛化が起きたとき、どう対処すればいいのでしょうか。

クリニックでの対処方法はさまざまなため、硬毛化に対してどのような対応をするのか、費用はどうなるのか、カウンセリングの段階できちんと確認しておきましょう。

ニードル脱毛をする

ニードル脱毛とは、細い針を使用した脱毛方法で、毛穴に直接電流を流して毛根と毛母細胞にダメージを与えます。

レーザー脱毛のフォローとして、毛量を減らした後の処理に施術することもある脱毛方法です。

毛を一本ずつ処理する方法で時間はかかってしまいますが、硬毛化した毛を処理するのには適しており確実な方法ともいえます。

ただ、ニードル脱毛は本数が多く高額になってしまう場合が多くあるため、最初に行うにはハードルが高い可能性はあります。

硬毛化の処置としてニードル脱毛を行う場合は、費用の割引があるクリニックもあるため、事前に確認しておくと焦らずに対処できるでしょう。

出力を変える

硬毛化が起こった場合、レーザーの出力を変えたり、波長を変えたりする対応も考えられます。

単に出力を上げるだけではなく、硬毛化の状態に合わせて調節しなければいけません。

同時に冷却を弱めるのもレーザーの熱を伝えやすくなり硬毛化の対処には効果的ですが、痛みの増加ややけどのリスクがあるため、施術者の技術や経験による見極めが重要です。

機種を変える

脱毛機の機種を変えてみるのも、硬毛化に対する対応策のひとつです。

レーザーの出力を上げたり、レーザーの種類を変更したりすると、硬毛化が起こらない可能性もあります。

例えばアレキサンドライトレーザーを照射して硬毛化が起こった場合、ダイオードレーザー搭載の機種に変更してみて様子を見るというような対応です。

原因がはっきりしていないため、機種を変えたら硬毛化がなくなるとは言い切れませんが、毛の状態を観察しながらひとりひとりに合った対処をする方法のひとつでしょう。

自然にまかせる

硬毛化した毛にも毛周期があり、施術を一旦休み改善を待つ対処です。

しかし、硬毛化した毛は毛周期が長くなる傾向があり、さらに抜けた後に生えてくる毛が細くなるかどうかは判断が難しいでしょう。ですので半年から1年半ほど休んでみる必要があります。

脱毛の終了が遅れてしまう可能性があるため、脱毛を早く終わらせたい方には向かない方法かもしれません。

また、自然に任せる対応については毛の状態によって異なるため、硬毛化したと感じた際はクリニックへ相談しましょう。

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硬毛化になりやすい部位やなりやすい人はいる?

硬毛化になりやすい部位、人

脱毛による硬毛化は誰にでも起こる可能性がありますが、なりやすい部位や傾向は少なからず条件があります。

ここでは硬毛化しやすい部位や、なりやすい方について解説します。

ただし、以下の条件に当てはまっているからといって、硬毛化が起こるとは限りません。

施術部位

硬毛化が起こりやすい部位は、背中からうなじ、肩、顔周りなどがあげられます。

この部位は毛が深く、産毛や柔らかい毛が多く、メラニン色素が少なくレーザー照射に反応しづらいため、十分なダメージが与えられずに発毛組織が破壊しきれない可能性がある部位です。

反対に、元々太い毛や硬い毛が生えているすねや男性の髭などは、他の部位に比べると硬毛化が起きにくい傾向があります。

顔周りは鏡で確認できて気づきやすいですが、うなじや背中など見えにくい部位は自分で気づきにくいかもしれません。

脱毛後数ヶ月間は、合わせ鏡でチェックしたり、施術の際に確認してもらったりして、注意して観察しましょう。

年齢・性別

硬毛化が起こりやすい年齢については現時点でわかっていることはありません。

一方で性別については男性が起こりやすいと言われています。

毛の特徴

硬毛化が起きやすい毛の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 産毛や細い毛
  • 毛根の位置が深い  など

このような特徴の毛が生えている部位は、硬毛化しやすい傾向があります。

ただし、条件に当てはまっていても硬毛化するとは限らず、また条件に当てはまっていないのに硬毛化が起こるケースも十分あり得ます。

あくまで傾向がある毛の特徴であり、当てはまらない方もいるのです。

硬毛化は予防できる?

硬毛化は予防できる?

脱毛による硬毛化の予防法は、これといったものはありません。

原因がはっきりしていないため、どうすればいいかの予防法もはっきりしていないのです。

硬毛化を避けることはできなくても、いざというときにどうすればいいのか、心構えを紹介します。

誰にでも起こる可能性があることを理解しておく

硬毛化は、脱毛において誰にでも起こる可能性があるリスクのひとつです。

自分だけがなるわけではなく、脱毛をする際には全員に硬毛化が起こるリスクがあります。

脱毛機やレーザーの種類が同じでも、硬毛化する方もいれば、しない方もいます。

硬毛化の原因が明らかになっていないため、何を避ければ予防になるとも言い切れず、避けることは難しいのです。

もしも硬毛化が起きてしまっても、慌てずにクリニックへ相談して、指示を仰ぎましょう。

硬毛化に対処できるクリニックを選ぶ

硬毛化が起きた場合の対処法に、ニードル脱毛への切り替えや、レーザー出力を変える、機種を変更するなどがありますが、対処できるクリニックを選ぶのが重要です。

ニードル脱毛を希望しても、脱毛を受けているクリニックが対応していない場合もあります。

また、ジェントルマックスプロのように2種類のレーザーが搭載されている脱毛機が導入されているか、硬毛化の際に他の脱毛機に変更可能かも確認しておく必要があります。

事前に確認するのはもちろん、カウンセリングで硬毛化の対処方法についても問い合わせて、納得のうえで脱毛を開始するようにしましょう。

毛抜きで処理をしない

硬毛化した毛が数本だった場合でも、毛抜きで自己処理してしまうのは避けましょう。

硬毛化の対策としてレーザーの出力を上げたり、種類を変えたりする場合、毛抜きで処理をするとレーザーによる毛根へのダメージが届きにくくなります。

毛抜きで処理したことにより、硬くなった毛への対処ができなくなる可能性があるため、注意してください。

自己処理は避けて、クリニックで相談して対処するのがおすすめです。

まとめ

硬毛化は、ジェントルマックスプロを始めとする医療脱毛機やエステの光脱毛、家庭用脱毛機など、脱毛において誰にでも起こり得るリスクのひとつです。

原因がはっきりしていないため、予防策といえるものはほとんどなく、起きてからの対処が重要となります。

硬毛化を見極めるコツは、周囲の毛と見比べて太くなっているかをよく観察することです。

もしも硬毛化が疑われる場合は、脱毛施術を受けたクリニックへ相談して、対処しましょう。

硬毛化に対してカウンセリングできちんと説明があるかどうか、最初に確認して、少しでも不安を減らしてから脱毛を始めてください。

クレストスキンクリニックでは、ジェントルマックスプロプラスとライトシェアクアトロの2種類の医療用レーザー脱毛機を導入して、幅広い毛質や肌質に対応できます。

硬毛化の対策として、ニードル脱毛にも対応しており、当院の脱毛において硬毛化が起きた場合は料金の割引をさせていただいております。

硬毛化が不安で脱毛を迷っている方や、対処方法を詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にクレストスキンクリニックへご相談ください。

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記事監修

森口翔 M.D. Ph.D

森口翔 M.D. Ph.D
慶應義塾大学医学部卒業
慶應義塾大学医学部大学院博士課程修了
医療脱毛専門クレストスキンクリニック医師

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