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医療レーザー脱毛後に毛が抜けるまでの流れは?抜けない原因と対策・自己処理方法

2025.05.15

カテゴリ… 脱毛コラム

医療レーザー脱毛は、高い効果と持続性で人気の脱毛方法ですが、「レーザー脱毛後、毛はいつ抜けるの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。

この記事では、医療レーザー脱毛後の毛が抜けるまでの期間や仕組み、抜けない場合の原因、効果を高めるポイントなどを詳しく解説します。

また、施術後にやってはいけないことや適切な自己処理方法についても触れ、安全で効果的な脱毛ケアをサポートします。

医療レーザー脱毛後に毛が抜けるまでの期間 

レーザー脱毛が抜けるまでの期間

脱毛直後にすぐ効果が現れるわけではないため、焦らずに待つことが大切です。毛周期や個人差によっても異なりますが、一般的な目安を把握しておくと安心できるでしょう。

また、脱毛効果をしっかりと引き出すためには、適切なアフターケアも重要です。ここでは、医療レーザー脱毛後の毛が抜けるまでの期間について詳しく解説していきます

1~3週間程度で抜け始める

医療レーザー脱毛を受けてから毛が抜け始めるまでの期間は、通常1~3週間程度です。

抜け始めるまでの期間は個人差があり、早い人では1週間程度で効果を実感する場合もあれば、遅い人では3週間以上かかることもあります。

脱毛直後は毛根に直接ダメージを与えただけの状態で、毛自体はまだ抜けていません。時間の経過とともに、ダメージを受けた毛が徐々に押し出されて抜け落ちていきます。時々ポップアップという現象で毛が毛穴から飛び出してその場で抜け落ちることもございますが、多くは毛自体はそのまま毛穴に残り徐々に押し出されるという形になります。

自然な肌のターンオーバーに合わせて進行するため、すぐに効果が現れないからといって焦る必要はありません。

また、使用する脱毛機器によっても効果の現れ方が異なり、熱破壊式の場合は比較的早く効果を感じやすいのに対し、蓄熱式では効果の実感までに時間がかかる傾向があります

部位別(VIO、顔、腕など)の抜けるタイミング

医療レーザー脱毛後の部位別の毛が抜けるタイミングは、毛の太さや密度、肌の状態によって異なります。以下の表で、主な部位ごとの抜けるタイミングと特徴をまとめました。

部位 抜けるタイミング 特徴
VIO 1~3週間 毛が太く濃いため、比較的早く効果を実感できる
2~3週間 産毛が多いため、効果の実感に時間がかかる場合がある
1~2週間 毛の太さや密度が中程度で、効率的に脱毛を進められる
1~2週間 毛が濃く、面積が小さいため、早い段階で効果が現れやすい
1~2週間 腕と同様に、効率的に脱毛を進められる
背中 2~3週間 顔と同様に産毛が多く、効果の実感に時間がかかる場合がある

医療レーザー脱毛の効果を最大限に引き出すためには、部位ごとの特性を理解し、適切な間隔で施術を重ねることが大切です。

医療レーザー脱毛で毛が抜ける仕組み 

医療レーザー脱毛で毛が抜ける仕組み

レーザーは毛の黒い色素(メラニン)に反応し、熱エネルギーに変換されます。熱エネルギーによって毛の成長を根本から抑制することで永久脱毛効果を得られます。

ここでは、毛周期と医療レーザー脱毛の関係、そして施術後の経過について詳しく説明します。

毛周期と医療レーザー脱毛の関係

毛は『成長期』『退行期』『休止期』の3つのサイクルを繰り返しており、この周期を毛周期と呼びます。レーザー脱毛が効果を発揮するのは成長期の毛に対してのみです。

成長期の毛はメラニン色素が豊富で、毛根と強く結びついているため、レーザーの熱エネルギーが効率よく伝わります。

しかし、全体の毛の中で成長期にある毛は約10~20%程度しかないため、複数回の施術が必要となります。

毛周期は部位や個人によって異なりますが、一般的に2~3ヶ月程度で一周するため、この間隔で施術を繰り返すことで、効率的に脱毛を進められます。

医療レーザー脱毛後の流れ

医療レーザー脱毛後は毛が抜け落ちるまでには一定の期間を要し、以下のような段階を経て進行します。

  1. レーザー照射直後:毛根にダメージを与えるが、毛自体はまだ皮膚内に残っている状態
  2. 施術後1~3日:肌の赤みや熱感が徐々に落ち着く
  3. 施術後4~7日:ダメージを受けた毛が徐々に押し出されてくる
  4. 施術後1~2週間:触ると毛が簡単に抜ける状態になる
  5. 施術後2~3週間:多くの毛が抜け落ちる
  6. 施術後3~4週間:ほとんどの毛が抜け落ちる
  7. 施術後1~2ヶ月:未処理の毛が成長期に入り、新しい毛が生え始める

ただし、施術時に成長期でなかった毛は影響を受けないため、すべての毛が一度に抜け落ちるわけではありません。

また、脱毛後の肌は一時的に敏感になっているため、適切なアフターケアが重要です。

保湿を心がけ、過度な摩擦や刺激を避け、紫外線対策を行うことで、肌トラブルを予防し、スムーズな回復を促せるでしょう。

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医療レーザー脱毛後に毛が抜けない場合の原因 

医療レーザー脱毛後に家が抜けない原因

医療レーザー脱毛は効果的な脱毛方法として知られていますが、施術後に毛が抜けない場合があります。複数の要因が関係しており、脱毛の仕組みや個人の体質、施術の質などが影響します。

毛が抜けない原因を理解することで、より効果的な脱毛治療を受けられるでしょう。ここでは、医療レーザー脱毛後に毛が抜けない主な原因について詳しく解説します。

成長期以外の毛への照射

レーザー脱毛は成長期の毛に対して最も効果的ですが、施術時に全ての毛が成長期にあるわけではありません。

退行期や休止期の毛は、メラニン色素が少なく、毛根との結びつきも弱いため、レーザーの熱エネルギーが効率よく伝わらず、照射しても毛が抜けにくい状況が生じます。

全体の毛の中で成長期にある毛は約10~20%程度しかないという事実は、1回の施術で全ての毛を処理することが不可能であることを示しています。

複数回の施術が必要となり、通常2~3ヶ月程度の間隔で施術を繰り返すと、前回の施術で処理されなかった毛が成長期に入るタイミングを狙って施術が可能です。

しかし、毛周期は部位や個人によって異なるため、完璧なタイミングで全ての毛を処理することは困難です。

したがって、医療レーザー脱毛後に一部の毛が抜けない現象は、ある程度避けられないものといえます。

効果的な脱毛を実現するためには、適切な間隔で複数回の施術を受け、徐々に成長期の毛を減らしていく必要があります。

照射漏れや出力不足

照射漏れは、レーザーが毛に当たっていない状態を指し、特に凹凸のある部位で起こりやすいです。

また、出力不足も効果を感じにくくする要因です。肌の状態や痛みの程度によって、安全性を考慮してレーザーの出力を下げる場合があります。

さらに、施術者の技術不足や不注意によっても照射漏れが発生する可能性があります。照射漏れの判断は知らないと難しいかもしれませんが、多くの場合は不自然な残り方をします。

例えば大きなブロックの形で一部分だけ毛が残っているという状況や、綺麗に一列のみ(モヒカンのように)毛が残っている場合が照射漏れのパターンです。

クリニックによっては無料で再照射に対応してくれるケースもあるので、効果を感じられない場合は相談すると良いでしょう。

毛質や肌質による影響

レーザーはメラニン色素に反応するため、産毛や薄い毛、白髪などメラニン色素が少ない毛に対しては効果が出にくい傾向があります。

また、肌の色素沈着や日焼けした肌の場合も、レーザーが毛根まで十分に届かず、効果が減少する可能性があります。

効果的な脱毛を行うためには、自身の毛質や肌質に合わせた適切な施術計画を立てることが重要です。

また、施術前後の適切なスキンケアや、日焼け対策を行うことで、より良い結果を得られる可能性が高まるでしょう。

医療レーザー脱毛で毛を抜けやすくするポイント 

毛を抜けやすくするポイント

医療レーザー脱毛の効果を最大限に引き出すためには、施術を受けるだけでなく、日常生活での心がけも重要です。

ここでは、医療レーザー脱毛で毛を抜けやすくするための主要なポイントについて詳しく解説します。

保湿ケアで肌を整える

医療レーザー脱毛後の肌は特に敏感な状態にあるため、保湿ケアが欠かせません。乾燥した肌は施術時の痛みを強め、痛みを軽減するために出力を弱める場合があります。

また、保湿を十分にしていることでレーザーの光自体もまっすぐと進みエネルギーを毛根にためやすくなります。

保湿をしていないと、結果として脱毛効果が下がったり、肌トラブルのリスクも高めるため、脱毛前後は特に入念な保湿ケアを心がけましょう。

化粧水、乳液、クリーム、オイルなどを使用し、肌の状態に合わせて保湿を行います。

また、入浴時には洗顔料やボディソープを十分に泡立ててから使用し、肌への摩擦ダメージを抑えることが大切です。

保湿ケアを継続することで、肌のバリア機能が向上し、脱毛効果を高めるだけでなく、肌トラブルの予防にもつながります。

日焼け対策を徹底する

日焼けした肌は色素沈着が起こり、レーザーが毛根に到達しにくくなるため、脱毛効果が低下します。

さらに、日焼けした肌にレーザーを照射すると、火傷のリスクが高まるため、脱毛期間中は通常以上に徹底した日焼け対策が必要です。

外出時は日焼け止めクリームを塗布し、帽子やサングラス、長袖の着用など、物理的な紫外線対策も行いましょう。

特に脱毛直後の肌は紫外線に敏感なため、施術後数日間は直射日光を避けることが重要です。また、日焼けサロンの利用も控えましょう。

規則正しい生活とバランスの良い食事を心がける

規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠をとることで、体の代謝が向上します。代謝が良くなると、肌のターンオーバーが促進され、脱毛した毛が早い段階で肌表面に押し出されやすくなります。

また、バランスの取れた栄養豊富な食事を心がけることも大切です。ビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養素は、健康な肌を維持し、毛周期を正常に保つのに役立ちます。

特に、ビタミンCやEは肌の再生を助け、脱毛後の回復を促進します。水分摂取も忘れずに行い、体内から肌を潤すことで、脱毛効果を高められるでしょう。

毛質に合わせて施術を受ける

医療レーザー脱毛には主に3種類のレーザーがあり、それぞれ得意とする毛質が異なります。

  • アレキサンドライトレーザー:色白肌や太く濃い毛に効果的
  • ダイオードレーザー:幅広い肌質や毛質に対応できる
  • ヤグレーザー:日焼け肌や色素沈着部位、毛の深いところにも安全に照射できる

個人の毛質や肌質、施術部位に応じて最適なレーザーを選択することで、効率的な脱毛が可能になります。

個々の状況に応じて、専門医とよく相談しながら最適な施術計画を立てましょう。

医療レーザー脱毛後にやってはいけないこと 

医療レーザー脱毛後にやってはいけないこと

誤ったケアや行動は肌に悪影響を与え、脱毛効果を低下させる可能性があります。ここでは、医療レーザー脱毛後に特に避けるべき行動について詳しく解説します。

毛抜きやワックス処理

医療レーザー脱毛後は、毛抜きやワックスによる自己処理を絶対に避けてください。毛根から毛を引き抜くため、脱毛効果を大きく低下させる原因となります。

レーザー脱毛は毛根にダメージを与えることで効果を発揮しますが、毛抜きやワックスで毛を抜いてしまうと、次回の施術時にレーザーが反応する毛がなくなってしまいます。

また、これらの処理方法は肌への負担が大きく、埋没毛や毛包炎などの肌トラブルを引き起こす可能性があるため、自己処理が必要な場合は、電気シェーバーを使用しましょう。

無理に毛を引っ張らない

脱毛後、毛が抜けかけている状態になることがありますが、無理に引っ張って抜こうとするのはやめましょう。

脱毛後の肌は非常に敏感で、無理に毛を引っ張ると肌を傷つけ、炎症や感染のリスクが高まります。

また、毛周期を乱す可能性もあり、脱毛効果の低下につながります。抜けかけの毛は自然に落ちるのを待つのが最も安全です。

軽く触れて簡単に抜ける場合のみ、優しく取り除くことができますが、抵抗がある場合は無理をせず、そのままにしておきましょう。

入浴や激しい運動

脱毛後の肌は熱を持った状態にあり、さらに体温を上げると炎症が悪化する可能性があります。

入浴は、施術当日は湯船につかることを避け、翌日以降もぬるめの温度で短時間のシャワーにとどめましょう。サウナや温泉なども避けるべきです。

激しい運動も体温を上昇させ、汗をかくことで雑菌が繁殖しやすくなるため、施術後数日間は控えめにしましょう。

また、飲酒も体温を上昇させるため避けるのが賢明です。制限は通常3日から1週間程度で、肌の状態を見ながら徐々に通常の生活に戻していくと良いでしょう。

抜け落ちるまで剃ってはいけない?医療レーザー脱毛後の自己処理方法

医療レーザー脱毛後の自己処理方法

医療レーザー脱毛後に毛が抜け落ちるまで剃ってはいけないという厳格な規則はありませんが、施術後の肌への配慮から、可能であれば約2週間は自己処理を控えることが推奨されています。

肌は敏感で乾燥しやすい状態にあるため、自己処理によって炎症やトラブルを引き起こすリスクが高まります。

しかし、どうしても自己処理が必要な場合は、電気シェーバーの使用がおすすめです。

電気シェーバーは直接刃が肌に触れないため、カミソリなどと比べて肌への負担が少なく、炎症のリスクを軽減できます。

自己処理を行う際は、まず肌の状態を確認し、炎症や赤みがある場合は処理を控えましょう。また、処理後は十分な保湿ケアを行い、肌の乾燥を防ぐことが大切です。

まとめ

医療レーザー脱毛後、毛は1~3週間で抜け始めます。効果は毛周期や部位により異なり、複数回の施術が必要です。

脱毛効果を高めるには、保湿ケア、日焼け対策、適切な自己処理が重要です。毛抜きやワックスは避け、電気シェーバーを使用しましょう。

クレストスキンクリニックでは、最新の医療レーザー脱毛機器と経験豊富な医師による施術を提供しています。

個々の肌質や毛質に合わせたカスタマイズプランで、あなたの理想的な肌を実現します。無料カウンセリングも実施中ですので、お気軽にご相談ください。

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記事監修

森口翔 M.D. Ph.D

森口翔 M.D. Ph.D
慶應義塾大学医学部卒業
慶應義塾大学医学部大学院博士課程修了
医療脱毛専門クレストスキンクリニック医師

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