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白髪の髭はレーザー脱毛できない?ニードル脱毛の仕組みや効果と対処法

2025.05.22

カテゴリ… ひげ脱毛脱毛コラム脱毛部位

白髪髭にお悩みで、医療脱毛を検討している方は少なくないかもしれません。

ただ、白髪髭の医療脱毛は難しく、いくつか注意点があるのです。

この記事では、白髪髭のレーザー脱毛が難しい理由や、おすすめの脱毛方法としてのニードル脱毛について詳しく解説します。

白髪髭の脱毛をしたい方、ニードル脱毛を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

白髪髭の脱毛について

白髪脱毛について

白髪は、髪の毛だけではなく、髭にも現れます。

白髪髭が出てきた後に脱毛を検討し始めた方は、医療レーザー脱毛は難しいのを知っておいてください。

ここでは、白髪髭の脱毛が難しい理由を解説します。

白髪髭はレーザーでは脱毛できない理由

医療脱毛レーザーでは、白髪髭に脱毛効果は期待できません。

医療脱毛で使用されるレーザーは、メラニン色素に反応して熱エネルギーで発毛組織を破壊して、毛が生えてこないようにする仕組みです。

白髪が生えてくるのは、加齢やさまざまな要因によって、メラニン色素を生成するメラノサイトの機能が低下して、生えた毛にメラニン色素が含まれないためです。

黒い毛はメラニン色素が含まれていて、レーザーが反応して脱毛できますが、白髪にはメラニン色素が少ないため、脱毛の効果は期待できません。

髭を白髪染めしても脱毛はできない

髭を白髪染めして黒くしても、レーザー脱毛はできません。

白髪染めは毛の表面を黒く染めるだけで、メラニンを増やすわけではないため、レーザーは反応しないのです。

毛根までレーザーは届かず、発毛組織の破壊もできません。

家庭用脱毛器・毛抜きでも脱毛はできない

家庭用脱毛器もメラニン色素に反応して脱毛を行う仕組みのため、白髪の脱毛はできません。

医療脱毛より出力が低いからではなく、メラニンの有無によりできないということです。

また、毛抜きで一本一本処理するのは、肌への負担になってしまう可能性があるため、おすすめできません。

白髪髭を抜いても、次にまたそこから生えてくるのは白い毛です。

毛抜きで処理をすると、毛穴の炎症である「毛嚢炎(もうのうえん)」や、次に生えてくる毛が皮膚の下に埋まる「埋没毛」になってしまうリスクもあるため、注意してください。

ニードル脱毛なら白髪髭の脱毛が可能

ニードル脱毛なら白髪脱毛が可能

白髪髭を脱毛したい場合は、ニードル脱毛がおすすめです。

レーザー脱毛では、メラニン色素がない白髪髭には効果が期待できませんが、ニードル脱毛はメラニン色素には影響されずに脱毛ができます。

毛が黒くなくても脱毛可能なため、ニードル脱毛であれば白髪髭でも脱毛できるのです。

ただし、一本ずつ処理するため時間がかかるのと、他の方法よりも脱毛時の痛みを感じやすいのは覚えておきましょう。

またニードル脱毛はレーザー脱毛に比べて確度の高い技術ですが100%永久脱毛できるわけではないことは注意が必要です。しぶといヒゲなどは1度のニードルでも抜けないことはございます。

ニードル脱毛とは

ニードル脱毛とは

ニードル脱毛とは、医療機関でしか行えない脱毛方法です。

(エステでもニードル脱毛を謳っているところはございますが出力が低く、また絶縁針でもないため火傷のリスクもございます)

毛穴に特殊な針を刺し、電流を流して細胞を破壊するため、毛が生えてこなくなります。

ここでは、ニードル脱毛について詳しく解説します。

ニードル脱毛の特徴

ニードル脱毛は、特殊な針を使用して、ひとつひとつの毛穴に針を刺して、発毛組織を直接破壊します。

レーザー脱毛が外側から熱を伝えるのに対して、ニードル脱毛は直接熱を伝える違いはありますが、発毛組織の破壊をする点では同じです。

ニードル脱毛は医療機関でのみ施術できる方法で、専門的な技術を習得した医師や看護師しか行うことができません。

毛の色や肌質に関係なく対応可能で、レーザー脱毛により硬毛化した毛にも対応できます。

また、施術直後に毛が抜け落ちるため、効果が実感しやすく目に見えるのも、ニードル脱毛の特徴です。

ニードル脱毛の仕組み

医療機関で行われるニードル脱毛は、特殊な絶縁針を使用して毛穴に刺し込み、電流を流して毛根にダメージを与え破壊する仕組みです。

特殊な加工がされている絶縁針を使用することにより、周囲の皮膚に熱が伝わらず、発毛組織へ直接アプローチできます。

絶縁針ではない針でのニードル脱毛は、皮膚の表面まで焼けてしまう可能性があり、ヤケドのリスクがあるため注意してください。

また、ニードル脱毛は高度な技術を必要とする方法です。

施術者の研修制度がしっかりしていて、経験や実績があるクリニックを選びましょう。

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期間・頻度

ニードル脱毛は、一本一本処理をするため、施術時間がかかります。

施術の単位はクリニックによって差はあり、本数単位か時間単位で計算されるため、事前に確認しておきましょう。

施術回数は個人差がありますが、これまでレーザーも何も当ててない部位では、毛がなくなってきたと効果を明確に実感するまでには5〜8回が目安となります。

それまでは毛周期のためどうしても2-3ヶ月経つとそれなりに生え揃ってきます。

ニードル脱毛には施術部位の毛が生えそろっている状態が必要なため、施術の間隔は2~3ヶ月ほどです。

どこまでの脱毛状態を目的にするかで変わりますが、10ヶ月~1年半ほどの期間がかかることになります。

費用

ニードル脱毛にかかる費用は、クリニックによりさまざまで、髭全体なのか白髪髭のみニードル脱毛をするのかでも異なります。

計算方法もクリニックによって異なり、時間で計算する、本数で計算するなどするため、比較が難しいかもしれません。

時間計算の場合は15分で8,000円~10,000円、本数計算の場合は1本500円~1000円ほどが相場です。

濃い髭や広範囲をニードル脱毛すると、費用が高額になる可能性があるため、白髪髭の生え始めならばレーザー脱毛で黒い髭を減らしてから、白髪髭のみをニードル脱毛するのがおすすめです。

また、絶縁針は専用のものを購入する必要があり、他に血液検査などに費用がかかる可能性もあります。

全体にかかる費用はクリニックごとに差があるため、事前に相談して、総額の目安を確認しておきましょう。

ニードル脱毛のリスク

ニードル脱毛のリスクは、以下のようなものがあります。

  • 痛み
  • 毛嚢炎(もうのうえん)
  • 色素沈着

ニードル脱毛では、針を刺すときの痛みはそれほどではありませんが、電流を流すときに痛みを感じる傾向があります。性質としては毛抜きをする時の痛みです。もちろんニードル脱毛は痛いのですが、実際に受けたからは「思っていたほどは痛くなかった」、「ひげのレーザー脱毛のほうが痛かった」という意見も聞かれます。

ですので瞬間的な短い時間とはいえ、レーザー脱毛と同等かそれ以上と考えていただけるといいかもしれません。

痛みを軽減する方法として、冷却処置や麻酔を併用できるクリニックもあるため、相談してみましょう。

脱毛部位に皮脂や雑菌が詰まって引き起こされる「毛嚢炎」の症状が出てしまう可能性もあるため、清潔に保つことを心がけましょう。

また、ニードル脱毛後に施術箇所を強く刺激する、傷ができる、紫外線に当たるなどした場合、施術後の赤みが残ったり、色素沈着が起こる可能性があります。

ニードル脱毛を受けた後は、刺激を受けないように気をつけ、紫外線対策を行うように注意してください。

白髪髭になる原因

白髪髭になる原因

どうして白髪髭になるのか、原因をご存じでしょうか?

白髪が生えるのは、毛の黒い色の素であるメラニン色素を生成するメラノサイトの働きが弱まり、毛を黒くする力がなくなるからです。

年齢だから、というだけではなく、メラノサイトの働きが弱まる原因は他にもあるかもしれません。

ここでは、白髪髭になる原因について、詳しく解説します。

加齢

加齢によって白髪髭が増えるのは、メラノサイトが衰えてくるため、自然な現象です。

一般的には30代から白髪が生えてくる傾向があり、中には20代でも白髪が出てくる方もいます。

これは平均であるため、40代になっても白髪がない方もいて、個人差があります。

年を重ねると本数が増えてきて、特に毛が太い髭の中に白髪髭が生えると目立つと感じるでしょう。

遺伝

白髪髭が生える要因としては、遺伝が関係しているかもしれません。

30代になる前に白髪髭が目立つ方は、近親者に若いうちから白髪髭が生えていた方がいて、遺伝している可能性もあるでしょう。

睡眠不足

睡眠不足が続くと、白髪髭に影響を与えてしまう可能性があります。

人は睡眠によって細胞の代謝が行われたり、再生を促したりするため、睡眠が不足するとメラニン色素が必要な量生成されず、白髪髭になってしまうのです。

個人差はありますが、成人の睡眠時間は約5〜7時間必要です。

また、加齢によって深く眠れなかったり、夜中に何度も起きてしまったりするのも、白髪髭が増える要因になっているかもしれません。

睡眠の質を上げるように心がけて、十分な睡眠を取るようにしましょう。

ストレス

ストレスが多い方は、白髪髭になりやすい傾向があります。

メラノサイトは精神的な影響を受けやすいため、ストレスが多いとメラノサイトの活動が阻害されてしまい、メラニン色素の生成が滞ってしまう可能性があるのです。

ストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れて、血行が悪くなりメラノサイトに必要な栄養が届かなくなってしまう仕組みです。

一時的なものならメラノサイトが弱っても回復の可能性もありますが、白髪になってしまった髭は元には戻らないことがほとんどなため、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。

喫煙

喫煙習慣がある方は、白髪髭になる可能性が高まります。

タバコに含まれる成分のニコチンは、自律神経に影響を与え、交感神経を優位にする性質があり、血行が悪くなってしまいます。

また、喫煙によって発生する活性酸素は体内の老化につながるため、メラノサイトの働きが衰えてしまうかもしれません。

喫煙は白髪にも影響がある可能性があり、気になる方は禁煙を考えてみてはいかがでしょうか。

紫外線の影響

紫外線の影響でも、白髪髭になりやすくなります。

皮膚は紫外線を浴びると黒く焼けますが、毛に関しては黒くなることはなく、逆に毛の内部のメラニン色素を破壊してしまいます。

紫外線は夏だけではなく、1年を通して発生していて、曇りや雨の日も油断はできません。

季節や天気に関わらず、日焼け止めを塗ったり、帽子をかぶったりして、紫外線対策をしましょう。

食生活

食生活の乱れは、白髪髭にも影響します。

栄養のバランスが偏っていたり、無理な食事制限をしていたりすると、メラノサイトに必要な栄養が送られずに、メラニン色素の生成が滞ってしまう可能性があるのです。

白髪髭の予防には、タンパク質(アミノ酸)の摂取をすることで、効果が期待できます。

アミノ酸単体は食品から摂るのが難しい栄養素のため、体内で分解されてアミノ酸になるタンパク質を積極的に摂取するのがおすすめです。

タンパク質が含まれる食材には、以下のようなものがあります。

  • 肉類
  • 魚介類
  • 大豆製品
  • 乳製品
  • 卵類   など

毛も身体の一部であり、毎日の食事から作られているため、栄養素を意識した食事を心がけましょう。

白髪髭になる前にレーザー脱毛するのがおすすめ

白髪髭になる前にレーザー脱毛するのがおすすめ

白髪髭を脱毛するにはニードル脱毛がおすすめですが、全ての髭をニードル脱毛で抜くには、時間も費用もかかってしまいます。

そのため、白髪髭になる前に、髭をレーザーで医療脱毛するのがおすすめです。

黒い髭ならば、レーザー脱毛の施術ができて、広範囲や濃い髭にも効果が期待できます。

すでにある白髪髭はニードル脱毛で対処しよう

白髪髭が生えてきてから、気になって脱毛を考えている方は、レーザー脱毛とニードル脱毛の併用をするのがおすすめです。

全ての髭が白髪髭になる前という制限はありますが、まずレーザー脱毛で黒い髭を脱毛して、次に残った白髪髭をニードル脱毛すると、対処が可能となります。

ただし、ニードル脱毛は痛みを強く感じてしまう可能性が高いため、なるべく白髪髭の本数が少ないうちにレーザー脱毛をすると負担が少なく済むでしょう。

まとめ

白髪髭の脱毛は、メラニン色素への反応を利用するレーザー脱毛はできません。

すでに生えている白髪髭には、ニードル脱毛で対応できます。

髭脱毛を検討している方は、白髪髭が増える前に、黒い髭をレーザー脱毛するのをおすすめします。

白髪髭の予防法を試しつつ、痛みや負担が少ない方法を選びましょう。

クレストスキンクリニックは、絶縁体針脱毛の研修を修了した医師や看護師がニードル脱毛を施術します。

レーザー脱毛とニードル脱毛の両方を取り扱っており、医師が常駐しているため、肌トラブルが起こったときにもすぐに対処できます。

白髪髭にお悩みの方は、ぜひお気軽にクレストスキンクリニックへご相談ください。

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記事監修

森口翔 M.D. Ph.D

森口翔 M.D. Ph.D
慶應義塾大学医学部卒業
慶應義塾大学医学部大学院博士課程修了
医療脱毛専門クレストスキンクリニック医師

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