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痛みが弱いと話題の蓄熱式脱毛とは?メリットや注意点を紹介

2023.11.09

カテゴリ… 脱毛コラム

痛みが弱いと話題の蓄熱式脱毛とは?メリットや注意点を紹介

痛みが少ない脱毛方法として、蓄熱式脱毛が注目されています。

医療脱毛といえば熱破壊式脱毛を導入しているところが多いですが、蓄熱式脱毛とはどのような違いがあるのでしょうか。

医療脱毛を検討している方は、それぞれの違いを把握したうえで、自分に合った脱毛方法を選ぶことが大切です。

この記事では、蓄熱式脱毛の仕組みやメリット・デメリットを詳しく紹介します。

蓄熱式脱毛とは

蓄熱式脱毛とは

医療脱毛における蓄熱式脱毛とは、主にピークパワー(照射エネルギー)の低いダイオードレーザーを毛根に連続で照射して熱を徐々に蓄え、毛乳頭やバルジ領域などにダメージを与える脱毛方法です。

照射エネルギーが弱くても連射することで毛に熱が蓄積し、毛の生成を促すサイトカインにもダメージを与え、毛が細くなって抜けていく仕組みとなります。

蓄熱式脱毛といっても種類はさまざまで、機器によって効果も大きく異なる特徴があります。

蓄熱式脱毛と熱破壊式脱毛の違い

蓄熱式脱毛と熱破壊式脱毛の違い

医療脱毛は、蓄熱式脱毛や熱破壊式脱毛で行うのが一般的です。ここでは、それぞれの脱毛方式の違いを紹介します。

蓄熱式脱毛と熱破壊式の特徴

熱破壊式脱毛も蓄熱式脱毛も、毛を作り出す細胞の「毛母細胞」や、毛母細胞に栄養を受け渡す「毛乳頭」や「バルジ領域」などをターゲットにした脱毛方法です。どちらも脱毛メカニズムは同じです。

それぞれの違いはレーザーの照射回数や出力で、熱破壊式は高い出力のレーザーを1回、蓄熱式は低い出力のレーザーを複数回照射します。

熱破壊式は、他の脱毛方法に比べて確実な効果が得られて、1回あたりの効果も高いことから、短期間で脱毛効果を得たい場合に選択されやすい特徴があります。

いずれも毛や肌を黒く見せるメラニン色素に反応してレーザーを照射することから、肌質はレーザーが反応しにくく色素が少ない色白で、毛質は色素が多く含まれている黒い毛と相性がいいのも特徴です。

施術方法

熱破壊式脱毛や蓄熱式脱毛はレーザーを照射して脱毛する点では共通しており、熱破壊式脱毛の場合は高出力レーザーを1発照射、蓄熱式脱毛の場合は低出力レーザーを連続照射します。

照射回数については、熱破壊式脱毛は1秒間に1回程度であるのに対し、蓄熱式脱毛は1秒間に10回程度です。

照射時間は同じでも、照射回数に大きな違いがあります。

効果

熱破壊式脱毛は、短期間で永久脱毛できてすぐに効果を実感しやすいのが特徴です。

出力の弱いレーザーを用いる蓄熱式脱毛は、熱破壊式脱毛に比べると効果は劣ります。

また、熱破壊式脱毛は施術をして短時間で毛が抜けるのに対し、蓄熱式脱毛は施術をしてから数週間で抜けてくる違いもあり、熱破壊式脱毛の方が効果を感じやすい特徴もあります。

脱毛サロンの蓄熱式脱毛はレーザー脱毛ではない

脱毛サロンの蓄熱式脱毛はレーザー脱毛ではない

一部の脱毛サロンでは蓄熱式脱毛を謳っていますが、光脱毛であってレーザー脱毛ではありません。ここでは、混合されやすい脱毛サロンの蓄熱式脱毛の違いを解説します。

脱毛サロンの蓄熱式脱毛はレーザー脱毛ではない

クリニックと脱毛サロンでは、そもそも導入している機器や出力などが異なります。

クリニックの蓄熱式脱毛は、出力が高い蓄熱式脱毛レーザーが用いられているのに対し、脱毛サロンの光脱毛は出力が低いSHR(Super Hair Removal)脱毛という光脱毛が用いられています。

脱毛サロンで導入されている光脱毛機の出力が低い理由は、医療行為が認められておらず脱毛レーザーが使えないためです。クリニックの蓄熱式脱毛で使用するレーザーの出力が低いといっても、光脱毛に比べると出力は高くなります。

そのため、医師や看護師が常駐しているクリニックでなければ、蓄熱式脱毛レーザーを使って脱毛を行うことはできないのです。

医療脱毛と光脱毛はまったくの別物であるため注意しましょう。

効果の継続時間は短い

クリニックに比べると、脱毛サロンで受けられる光脱毛の効果は高くありません。

クリニックと脱毛サロンで導入している脱毛機器では出力が異なり、医師や看護師がいないサロンでは高出力の脱毛機が使えません。

脱毛サロンが導入できる脱毛機器は出力が低く、施術を受けても効果は長続きしないのです。そもそも脱毛の根幹である毛母細胞の破壊は医療行為と法律で決まっているため、長期的な脱毛効果はサロンでは違法行為となっています。

また、脱毛サロンの光脱毛に永久脱毛の効果はありません。脱毛サロンが「永久脱毛」を謳うことも禁止されており、長期的な効果を得るためには医療機関のクリニックを選ぶ必要があります。

蓄熱式脱毛のメリット

蓄熱式脱毛のメリット

クリニックの蓄熱式脱毛にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、蓄熱式脱毛のメリットを紹介します。

痛みが少ない

蓄熱式脱毛は熱破壊式脱毛に比べて出力の低いレーザーを用い、毛根の浅い位置にアプローチすることから痛みが少ないメリットがあります。

蓄熱式脱毛は痛みや肌へのダメージが少なく、さらに施術後の赤みや腫れ、火傷などのリスクも低くなっています。

一方の熱破壊式脱毛は痛みが強い脱毛と言われていましたが、現在は脱毛機器の性能が向上していることや、冷やしたり麻酔するなどの事前処置も可能であるため、痛みは軽減されています。

また、熱破壊式でも機器や出力によっては、赤みや腫れ、火傷のリスクが低いものもあります。

「永久脱毛=痛い」というイメージを持っている方も多くいますが、蓄熱式脱毛はもちろんのこと、熱破壊式でも痛みを軽減しながら脱毛を行うことは可能です。また熱破壊式であっても体幹などの部位は寝ることができるという方もいるほどの痛みではあります(ヒゲやVIOなどはそれなりに痛みはあります)

永久脱毛ができる

蓄熱式脱毛のメリットは医療であれば長期的な効果が得られることで、施術を受けて脱毛が完了したあとは、脱毛サロンに通う必要もなくなり、ムダ毛のお手入れも必要ありません。

自分では処理が難しい脱毛箇所もキレイな状態を維持できることから、剃り残しを人に見られる心配がなく、自分で処理することによる肌トラブルを抑えられるメリットもあります。

しかし、蓄熱式脱毛は熱破壊式脱毛に比べると出力が低いレーザーを使うため、熱破壊式のように効果が実感できるとは限りません。

そのため、皮毛角が浅く、毛が太い脇やスネなどは蓄熱式でも効果が実感できる場合も少なくありませんが、その他の部位は蓄熱式では効果が不十分となる場合も多いです。

産毛も脱毛できる

サイトによっては蓄熱式脱毛はより産毛の脱毛に効果があるという記載がある場合がございますが、しかし産毛に関しても熱破壊式のほうが効果は期待できます。

産毛の場合はピークパワーの高い熱破壊式のほうがより効果があるという報告もあります。これらを正確に比較・検証した研究や論文は現時点では存在しておらず明確な答えは出ておりません。

なお、産毛がなくなることで肌のトーンが明るくなることや、ニキビなどの肌トラブルの予防や改善につながる効果が期待できます。

VIOにも対応

蓄熱式脱毛は、比較的濃い毛が生えるVIO脱毛には効果を体感しやすいかもしれません。

VIOに生える毛はデリケートな部位であるため、痛みを感じやすい場所です。

そのため、熱破壊式のほうがより効果は強く出ますが、VIO脱毛の痛みに対して怖いと感じる人もいますが、出力の低いレーザーを用いる蓄熱式脱毛なら痛みを軽減しながら脱毛ができるため熱破壊式で諦めてしまった方は蓄熱式で試すこともひとつです。

しかし、蓄熱式脱毛は施術してもすぐに毛が抜けるわけではなく、VIO脱毛の場合だと施術してから毛が抜けるまでに1ヶ月ほどかかることもあります。また、体質によっては蓄熱式脱毛でも痛みを感じるため注意しましょう。

肌質や肌色に幅広く対応

蓄熱式脱毛のメリットは、対応している肌質や肌色が幅広いことです。

蓄熱式脱毛は出力が低いレーザーを用いるため、熱破壊式ではやけどのリスクがある色黒の肌や日焼け肌でも脱毛ができる場合があります。

しかし、レーザーを照射して脱毛する点では熱破壊式脱毛と同じであるため、肌がダメージを受けるリスクはあるため注意しましょう。

また熱破壊式でもさまざまな波長のレーザーを使い分けることで、肌質や肌色に合わせた施術ができるケースもあります。

まずは、効果の即効性が高い熱破壊式を検討したうえで、それでも難しい場合に蓄熱式を検討するのがよいでしょう。

蓄熱式脱毛のデメリット

蓄熱式脱毛のデメリット

蓄熱式脱毛にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。ここでは、蓄熱式脱毛のデメリットを紹介します。

効果を感じにくい

蓄熱式脱毛のデメリットは、熱破壊式脱毛に比べて効果を感じにくいことです。

蓄熱式脱毛は出力が弱いレーザーを用いるため、毛が抜けるまでには時間を要することもございますし、どうしても熱破壊式に比べると効果がないことも多くあります。

熱破壊式は脱毛の即効性効果を実感できますが、蓄熱式脱毛は脇などの太く浅い毛以外の部位は効果を実感しにくいかもしれません。

効果を第一優先で考える場合は蓄熱式で行った場合は脱毛効果に戸惑う可能性があるでしょう。

対応している医療機関が少ない

蓄熱式脱毛は比較的新しい脱毛方法でもあるため、もしかすると導入しているクリニックが少なく、住んでいる地域によっては脱毛したくてもできない可能性があります。

エステサロンでは蓄熱式脱毛に対応していないため、蓄熱式という名称ではあっても医療との違いは認識しておかなければなりません。

施術者のスキルで効果が変わることがある

クリニックの蓄熱式脱毛であれば医師や看護師などの医療従事者が行うため、正しい知識を持った施術を受けられます。

しかし、レーザーの出力や照射の仕方などには個人差があるため、施術者のスキルで効果が変わることもあります。

また、同じ蓄熱式マシンであっても施術者のスキルで脱毛効果に違いが生じるケースもあるため注意しましょう。

施術者のスキルで効果が変わるのは熱破壊式脱毛においても同様ですが、蓄熱式は熱をためて行うためより技術が必要ともされています。どれだけ性能がいい脱毛機器でも正しく使用できるスキルがないと、十分な脱毛効果は得られません。

蓄熱式脱毛がおすすめの人

蓄熱式脱毛がおすすめの人

蓄熱式脱毛は下記のような人におすすめです。

  • 痛みをできるだけ抑えたい
  • 脇や男性のすねなどの比較的浅く、毛が太いところの脱毛のみで十分
  • 色黒や日焼けが気になる
  • 肌が弱い

蓄熱式脱毛は効果は不十分でも良いから痛みを感じたくないという方に向いている脱毛器です。

また、パワーが弱いため色黒や日焼けが気になる方、肌が弱い方も蓄熱式脱毛がよいでしょう。

熱破壊式脱毛がおすすめの人

熱破壊式脱毛は下記のような方におすすめです。

  • 色白肌で色の濃い剛毛が多く生えている
  • すぐに脱毛がしたい
  • 痛みよりも効果を優先したい
  • 産毛など細い毛も集中的に脱毛したい

熱破壊式脱毛は出力の高いレーザーを使用するため、色白で体毛と肌の色が異なる人ほどリスクが低く効果も高まります。

また、太い体毛のみではなく産毛などの細い毛にも効果的にアプローチできるため、痛みよりも効果を最大限重視したい方に向いています。

脱毛してからすぐに毛が抜けるため、効果が出るまでの時間を優先したい人も熱破壊式脱毛が向いています。

熱破壊式脱毛は比較的多くのクリニックで導入しており、クリニックによっては痛みをかなり抑えた施術も可能です。

永久脱毛を検討するなら、まずは熱破壊式脱毛で検討してみることをおすすめします。

まとめ

この記事では、蓄熱式脱毛の仕組みやメリット、デメリット、熱破壊式脱毛との違いを紹介しました。

蓄熱式も熱破壊式もバルジ領域をターゲットにレーザーを照射して脱毛効果を得る脱毛方式です。しかし、レーザーの出力の違いから蓄熱式には痛みが少ないことや日焼け肌でも照射できるなどのメリットがあります。

一方で、効果が実感できない場合や、対応しているクリニックが少ないなどのデメリットもあります。

効果の即効性については、蓄熱式脱毛よりも熱破壊式脱毛が優れており、確実な脱毛効果を実感できます。

クレストスキンクリニック」では、複数の熱破壊式の脱毛機器を導入しており、一人ひとりの毛質や肌質、スキンタイプに適した医療脱毛器を提案しています。

2種類の医療レーザー脱毛器を併用することで、色黒の肌や敏感肌などの肌質、細い毛や太い毛などの毛質にも幅広く対応しています。

蓄熱式脱毛のメリットも取り入れた施術が可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

記事監修

森口翔 M.D. Ph.D

森口翔 M.D. Ph.D
慶應義塾大学医学部卒業
慶應義塾大学医学部大学院博士課程修了
医療脱毛専門クレストスキンクリニック医師

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