脱毛したいけど、どの脱毛方法がいいのか分からないとお悩みではないでしょうか。
脱毛の方法としては、家庭用脱毛器を使ったセルフ脱毛をはじめ、サロンのエステ脱毛やクリニックの医療脱毛などがあります。
脱毛方法を何にするかで費用や効果が異なるため、それぞれの違いを把握し、自分に適した方法を選ぶことが重要です。
この記事では、脱毛の種類や医療脱毛とエステ脱毛の違い、脱毛方法を選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
脱毛の方法
脱毛には、医療脱毛やエステ脱毛、家庭用脱毛器を使用したセルフ脱毛の3種類があります。ここでは、それぞれの脱毛方法について詳しく解説します。
医療脱毛
医療脱毛とは、医療機関で医療従事者しか取り扱うことができない高出力な脱毛機を使って行う脱毛を指します。
医療脱毛は、レーザーを照射して毛母細胞を破壊することにより、長期的に毛を生えなくさせる施術で、基本的には体のどの部位でも脱毛が可能です。(毛母細胞を破壊することは医療行為にあたるため医療機関以外で行うと違法になります)
医療従事者が行うことから、施術中や施術後に何かトラブルがあった場合に、アフターフォローが受けられる特徴もあります。
エステ脱毛
エステ脱毛は、脱毛サロンで光脱毛器と呼ばれる機器を使って行う脱毛を指します。
エステ脱毛は、メラニン色素に反応する光を照射することにより、毛を一時的に抜いています。
光が照射された毛は数週間程度で抜け落ちますが、医療脱毛と違い毛母細胞を破壊することは法律で禁止されているため、長期的な効果はなく、時間が経つと生えてきます。
また、施術を行うのは主に脱毛サロンのエステティシャンであり、医療脱毛のように医療従事者が行う必要があるというルールはありません。
セルフ脱毛
セルフ脱毛とは、家庭用脱毛器を使って行う脱毛を指します。
家庭用脱毛器は、エステ脱毛に使っている光脱毛と同じ原理で毛根を衰弱させる仕組みですが、エステ脱毛の光脱毛器に比べると出力が低いことが多いため、効果は基本的には小さくなります。
家庭用脱毛器を購入するといつでも自分のペースで脱毛できる点はメリットですが、背中など自分では照射が難しいなどムラもできやすかったり、トラブルが発生した場合に保証やアフターフォローが受けられなかったりといったデメリットがあります。
医療脱毛と脱毛エステの違い
ここでは、医療脱毛と脱毛エステの違いを詳しく解説します。
脱毛期間
部位によって異なりますが、医療脱毛の期間は1年半〜3年(2-3ヶ月間隔で10回前後)であるのに対し、エステ脱毛は通い続けないといけません。
医療機関の脱毛期間が短い理由は、脱毛に使用する脱毛機器の出力が高く、一度の脱毛で細胞を破壊し永久脱毛が可能であることが理由です。
エステ脱毛に使用する脱毛機器は出力が低く、細胞を破壊することはできないため基本的には毛がない状態を保つには通い続ける必要があります。
美肌効果
医療脱毛もエステ脱毛も、脱毛や除毛することで剃毛する回数を減らせることから、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。
特に脱毛効果が高い医療脱毛の場合は、毛穴がふさがることで毛穴の目立たない肌に変化させ、毛穴やざらつき、くすみなども目立たなくなり、きめ細やかな肌を作ります。
施術回数
医療脱毛は5回~10回程度の施術で高い脱毛効果が得られるのに対して、エステ脱毛の場合は基本的に通い続けないければならないといった違いがあります。
医療脱毛とエステ脱毛で効果が出るまでの回数に違いがある理由は、脱毛に使用している機器の種類や出力が異なるためで、レーザーなどの単波長で高い出力で脱毛を行う医療脱毛の方が少ない回数で高い脱毛効果が得られます。
できるだけ脱毛に通う回数を減らし、少ない負担で高い脱毛効果を得たい方は、医療脱毛が向いています。
費用
医療脱毛は高額な脱毛レーザーを使用している場合が多く、かつ専門の医療有資格者が施術する医療脱毛の方が1回あたりの施術にかかる費用が高くなります。
(自社製の医療脱毛レーザーを使用しているクリニックでは、安価なレーザーを使用し効果が不十分な場合が多いため、大手の医療脱毛レーザーを導入しているクリニックを基本的にはおすすめします。)
しかし、脱毛が終わるまでの期間や回数はエステ脱毛の方が多くなるため、トータル料金は医療脱毛に比べて高い場合もあります。
また、脱毛の費用は医療脱毛とエステ脱毛の違いだけでなく、導入している機器やプラン、コースなどによる違いが大きいのも特徴です。
痛み
医療脱毛とエステ脱毛では、脱毛機器の出力が高い医療脱毛の方が痛みを感じやすい傾向にあります。
しかし、近年では技術の進歩によって医療脱毛の痛みはかなり軽減されており、冷却や吸引、麻酔を使用した医療脱毛に対応しているところもあります。
エステ脱毛は脱毛機器の出力が低いため、医療脱毛に比べると痛みは少ないものの、まったく痛みがないわけではありません。機器によっては、強い痛みや熱を感じることもあります。
硬毛化
硬毛化とは脱毛を行った際に起こりうる副作用のひとつです。 本来、毛をなくしたり、永久脱毛をしたりする目的で脱毛施術を行うのですが、施術後に逆に薄かった毛が、濃く・太くなって生えてしまうことがあり「硬毛化」と呼ばれています。
この原因はまだはっきりとは証明されていませんが、中途半端に細胞にダメージを与えてしまうことで細胞が刺激され逆にどんどんと生えるような指令が細胞から出されてしまうのではないかという仮説があります。
これらは医療脱毛のレーザーの種類やサロンの光脱毛器に限らず、どのような脱毛施術でも起こることが確認されています。確率としては0.5%〜10%ほどと言われています。
近年医療脱毛でも蓄熱式なら硬毛化は起こりにくい、サロンでは硬毛化は起こらないなど記載されている場合もありますが、蓄熱式であってもサロンであってもほぼ同様な確率で起こることがわかっているため気をつけましょう。
特に背中やうなじ、フェイスラインなど毛が深く、細い箇所が起きやすいため背中などあまり毛がきにならない場合は照射をスキップすることもひとつです。
硬毛化が起こった際は休止やより強い出力で当てる、ニードルなどの対処法がありますが、事前にどのような対処が可能か医療機関やサロンでご確認することも大切です。
脱毛の資格
医療脱毛ができるのは国家資格を持つ医師・看護師のみであり、これらの資格を取得していないと高出力な脱毛機器を取り扱うことはできません。
エステ脱毛についてはエステの専門学校を卒業していたり、エステの経験があるエステティシャンのみで施術を行ったりしている脱毛サロンもありますが、脱毛機器を取り扱ううえでの特別な資格は必要ないため、無資格で施術を行っているところも多くあります。
脱毛に対して正しい知識を持っているスタッフに施術を受けたい場合は、医療脱毛がおすすめです。
ドクターサポート
医療脱毛は、脱毛についてわからないことがあったり、不安に感じることがあったりしても、すぐにドクターサポートが受けられるため安心です。
脱毛を受けたあとに施術した場所に違和感を覚えるような場合でも、その原因や理由を正しい知識に基づいて医師が説明を行います。
トラブル対応に備えて施術を受けたい場合は、ドクターサポートが受けられる医療脱毛を選びましょう。
トラブル時の対応
医療脱毛で肌トラブルが発生した場合は医師による処置が受けられますが、サロン脱毛の場合は医師による処置が受けられません。
医療脱毛で肌トラブルが発生した場合、そのまま医師の診察を受けて、その場で治療を受けることも可能です。
エステ脱毛の中にも医療機関と提携している脱毛サロンはありますが、医師が常駐しているわけではないため、肌トラブルが発生したときに迅速な対応を受けられるとは限りません。
肌トラブルの内容によっては処置が遅れることで痕になるリスクもあるため、医師が常駐している医療脱毛が安心です。
永久脱毛ができるのは医療脱毛
脱毛を検討している方の中には、せっかく脱毛するなら永久脱毛を選びたいという方も多いでしょう。ここでは、医療脱毛のみ対応している永久脱毛について詳しく解説します。
永久脱毛とは
永久脱毛とは、施術を行ったあとに生えてくる毛の本数が以前よりも少なくなり、その状態を長時間にわたって持続できる脱毛のことです。
医療機関で行う医療脱毛のみ対応しているため、受けたい場合は医療脱毛を選択する必要があります。
永久脱毛は、毛を生やす発毛組織に熱や電流を流して破壊し、発毛そのものを不可能にすることで長期的な脱毛効果が得られるメカニズムです。
発毛組織を完全に破壊することは医療行為とみなされるため、医師法により永久脱毛ができるのは医療脱毛のみとなっています。
また、医療脱毛を医師や看護師などの医療従事者が行う必要があるのは、永久脱毛が医療行為とみなされるためです。
永久脱毛のメリット
永久脱毛には、下記のようなメリットがあります。
- 脱毛に通い続ける必要がない
- ムダ毛の処理が楽になる
- 肌荒れのリスクが小さい
永久脱毛を行うことでムダ毛処理が不要となり、再び脱毛を受ける必要がなくなります。
永久脱毛以外だと、定期的に脱毛に通う必要があるため、お金や時間がかかるデメリットがあります。
脱毛に定期的に通うと予約を取る必要があり、スケジュールがギリギリまでわからない場合だと、時間が空いても予約がすでにいっぱいのようなケースもあります。
時間に余裕があるうちに永久脱毛しておけば、忙しくなったときでも脱毛に行く必要がありません。
永久脱毛の注意点
永久脱毛の注意点は、施術をするとその場所からは元のように毛が生えてこなくなることです。
将来的に不要なムダ毛なら永久脱毛するメリットは大きいですが、VIOやヒゲのように生えていた方がよかったと後悔する可能性があるなら、十分に検討することを推奨します。
また、肌質によっては高い出力で施術を行う永久脱毛ができない場合もあるため、不安に感じる場合はカウンセリング時に相談しましょう。
永久脱毛であれば何かトラブルが発生したときには、医師に相談できるため安心です。
脱毛エステで永久脱毛ができない理由
永久脱毛ができる医療脱毛は医療行為と医師法で定められているため、医療機関以外での脱毛は認められていないため、脱毛エステでは永久脱毛ができません(毛母細胞を破壊する行為は医療行為となります)。
脱毛エステは「脱毛」を謳っていますが、厳密にいうと一時的に毛を抜いている施術であるため、本来であれば脱毛といえないのです。
また、脱毛エステでは施術できる脱毛の種類は限られており、「永久脱毛」や「永久的な効果」と謳うことも禁止となります。
無許可の脱毛エステの中には、医療用の機器を違法に用いて脱毛を行っているところもあるため、医療従事者が在籍しているかどうかを確認しましょう。
脱毛エステから医療脱毛への乗り換えは可能
脱毛エステで脱毛をしている人が医療脱毛に乗り換えることは可能であり、医療脱毛から他の医療脱毛に乗り換えることもできます。
脱毛エステから医療脱毛への乗り換えとして多いのが下記のような理由です。
- 永久脱毛したい
- 何度も脱毛に通うのが面倒
- 痛みが強いので麻酔しながら施術を受けたい
- 効果が実感できない
- 肌トラブルが怖い
- 毛は減るどころか硬毛化してしまった
基本的に、脱毛エステから医療脱毛に切り替えるタイミングはいつでも問題ありません。何回か施術を受けているという状況でも、医療脱毛に乗り換えることができます。
乗り換えを検討している場合は、早めに乗り換えた方がお金も無駄にならず、少ない施術回数や期間で脱毛を終えられるため、迷っている場合は早めに判断しましょう。
医療脱毛に切り替える場合は、クリニックでカウンセリングを受けてからの施術になるため、気になることや不安なことも気軽に事前相談できます。
脱毛を選ぶポイント
エステ脱毛も医療脱毛も数多くのサロンやクリニックがあるため、自分に合った脱毛選びを行う必要があります。
脱毛を選ぶポイントは下記の通りです。
- 脱毛方法が自分に合っているか
- 相場と比べて料金が高くないか
- 仕事帰りや学校帰りなどに通えるか
- 男女で別フロアか
- 脱毛したい部位に対応しているか
- 予約が取りやすいか
- 個室で施術できるか
- アフターケアがあるか
- 施術予約の変更やキャンセルはできるか
- カウンセリングや初診料がかかるか
- クレジット払いやローン払いに対応しているか
脱毛は決して安くはないため、後悔しないためにもそれぞれのポイントをチェックして、自分の希望する条件にできるだけ合う脱毛を選びましょう。
まとめ
この記事では、エステ脱毛と医療脱毛の違いや脱毛を選ぶポイントを紹介しました。
エステ脱毛と医療脱毛の大きな違いは効果の持続性であり、エステ脱毛は一時的な脱毛効果であるのに対し、医療脱毛は永久脱毛ができます。
このような違いがあるのは、医療脱毛は出力の高いレーザーを用いた医療行為となるためで、脱毛効果を得られるまでの期間や回数も、エステ脱毛に比べて少ないメリットがあります。
永久脱毛をすると脱毛に通う必要がなくなるため、トータルでかかる費用を大幅に節約できて、肌にかかる負担を減らすこともできます。
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記事監修
- 森口翔 M.D. Ph.D
- 慶應義塾大学医学部卒業
- 慶應義塾大学医学部大学院博士課程修了
- 医療脱毛専門クレストスキンクリニック医師