多くの人々が抱える顔のムダ毛に関する悩み。
それを解消する手段のひとつが、顔脱毛です。
顔脱毛はメイクの仕上がりを向上させるだけでなく、毛穴の目立ちを抑えたり自己処理の手間を省いたりできるメリットがあります。
この記事では、顔脱毛のメリット・デメリット、期待できる効果などを解説します。
後悔しない顔脱毛を受けるためのポイントもまとめているので、顔脱毛を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
顔脱毛に期待できる効果・メリット
顔脱毛には様々な効果やメリットがあります。
ただ自己処理の手間を減らせるだけでなく、肌のトーンアップや化粧ノリの向上、肌トラブルのリスク低減などの効果が期待できるでしょう。
ここでは顔脱毛に期待できる効果・メリットを5つ紹介します。
肌がトーンアップして顔色が明るく見える
顔脱毛を行うことで肌がトーンアップし、顔色が明るく見えるようになるメリットがあります。
脱毛することで毛穴が産毛が減ったり、毛穴が引き締まったりして、肌の表面が滑らかになるためです。
肌の色ムラが改善され、顔色が均一になります。
化粧ノリがよくなる&メイク崩れ防止
顔脱毛後に、化粧ノリが良くなったと感じる人も多いです。
ファンデーションやパウダーがムラになりにくく、肌にしっかりと密着するため、より自然に仕上がりやすくなります。
また、毛がないことで化粧品が肌に均一にのり、メイク崩れを防ぐ効果が期待できます。
肌のテクスチャーが滑らかになることで、全体的なメイクの完成度も高まるでしょう。
毛穴が目立ちにくくなる
顔脱毛によって、毛穴が目立ちにくくなる効果も期待できます。
毛穴が開いて目立つ一因として、毛が毛穴を通じて肌の表面に出てくることが挙げられます。
顔脱毛によりこの毛が除去されると、毛穴が目立たなくなることが多く、肌がより滑らかで清潔に見えます。
さらに定期的な脱毛によって毛穴の周りの肌が引き締まり、毛穴自体が細かくなる可能性も期待できるでしょう。
これによって肌全体の質感が改善され、より若々しく健康的な印象を与えることができるのです。
自己処理の手間を減らせる
定期的な顔脱毛により、自己処理の手間が大幅に減ります。
毎日または数日ごとに必要だった処理が、脱毛後にはほとんど必要なくなるため、その分の時間と労力を節約できるのです。
この時間を自己ケアや他の活動に充てられるようになるため、生活の質が向上するでしょう。
さらに頻繁な自己処理による肌への負担が減ることから、肌トラブルの発生リスクも低下します。
肌トラブルのリスクを減らせる
顔脱毛は剃刀や毛抜きによる自己処理と比べて、肌へのダメージが少ないため、肌トラブルのリスクを減らせる大きなメリットがあります。
剃毛の場合どうしても肌に細かい傷ができてしまうため将来的な色素沈着のリスクにもなります。
自己処理による摩擦や圧迫は、肌トラブルの原因となり得ますが、プロの手による脱毛はこれらのリスクを最小限に抑えることが可能です。
また脱毛後は、ニキビや埋没毛の発生を減少させる効果も期待できます。
顔脱毛のデメリットは?
顔脱毛にはメリットが多くある一方で、デメリットも存在します。
ここでは顔脱毛をするデメリットを解説するので、メリット・デメリットを踏まえたうえで、施術を受けるか検討してみてください。
効果を実感するまでには何回か施術を受ける必要がある
顔脱毛は、一度の施術で完璧に脱毛できるわけではありません。
目に見えて効果を実感するためには、複数回の施術を受ける必要があります。
特に脇などの毛が太い部位に比べて産毛や色素が薄い部位が多いため、顔脱毛は回数がかかる傾向にあります。また産毛などは場合によっては何度やっても残ってしまう場合もあるため、最終的にはニードル脱毛などの施術が必要となることもあります。
また、人によって毛の量、質、成長速度が異なるため、施術回数や期間も大きく変わります。
続けて施術を受けることで徐々に毛が減少していきますが、この過程に時間と費用がかかるため、あらかじめ理解しておく必要があるでしょう。
痛みを感じることがある
脱毛施術中に痛みを感じる場合があります。
特に顔は皮膚が薄く、敏感なため、脱毛時の刺激を強く感じやすい部位です。
使用される脱毛機器や技術によっても痛みの度合いは異なりますが、一般的には光脱毛やレーザー脱毛は多少の痛みを伴います。
痛みに対する耐性は個人差があるため、事前に施術を行うクリニックで相談をし、可能ならばテスト照射を受けると良いでしょう。
硬毛化・毛嚢炎・炎症などのリスクがある
顔脱毛後には、稀に硬毛化、毛嚢炎、皮膚の炎症といったトラブルが発生するリスクがあります。
硬毛化は脱毛処理によって毛が太く濃くなる現象です。
硬毛化は毛が深く、産毛の部位にできやすいため、フェイスラインなどは好発部位です。特に気にならないようであればフェイスラインや首などの脱毛は避けることもひとつ手としてあります。
毛嚢炎は毛穴の周囲が赤く腫れる状態、炎症は皮膚が赤くなりかゆみを伴うものです。
これらのトラブルは適切なアフターケアで予防可能な場合が多いですが、注意深く肌の様子を観察して、異常を感じたら速やかな対処が必要となります。
脱毛できない部位がある
顔脱毛を希望しても、全ての部位に施術が適用できるわけではありません。
特に眉下などの目の周囲など、レーザーが目に入ってしまうと白内障やぶどう膜炎などのリスクにもなるため脱毛の対象外となります。
また体質や皮膚の状態によっては、施術が難しい場合もあります。
レーザー脱毛が困難な部位でもニードル脱毛では施術可能となるため、
顔のどの部位を脱毛したいのか、事前に施術を行うクリニックと相談することが大切です。
これにより期待する効果とリスクのバランスを理解し、納得のいく脱毛計画を立てることが可能になります。
部位別!顔脱毛で期待できる効果・メリット
顔脱毛では、おでこ周辺やもみあげ周辺、鼻周辺、頬周辺、あご周辺の毛を脱毛できます。
ここでは顔脱毛で期待できる効果・メリットを部位別に解説するので、顔脱毛を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
おでこ周辺
おでこ周辺の無駄毛がなくなると、顔全体の印象がぐっと明るくなり、産毛を気にせずにおでこを出すヘアスタイルに挑戦できるようになります。
おでこは人の目に触れやすい場所なので、そこがすっきりしているだけで、印象が良くなります。
またおでこ周辺の脱毛は、メイクのノリを良くし、ファンデーションが毛穴に溜まりにくくなるメリットも。
さらにヘアスタイルを変えた際に、もみあげとの境界線がはっきりするため、より洗練された印象になります。
もみあげ周辺
もみあげ周辺の脱毛は、顔の輪郭をよりシャープに見せる効果が期待できます。
特に、髪の毛をアップスタイルにした時の清潔感が増し、顔周りがすっきり見えるようになります。
またもみあげは意外と目立つ部位なので、そこが処理されていないと全体の印象が少し乱れてしまうことも。
プロの手による脱毛では、自然な形でもみあげを整えることが可能です。
鼻周辺
鼻周辺の無駄毛は意外と目立ちやすく、特に鼻下の脱毛は顔全体の印象を大きく左右します。
ヒゲのように見えることもある鼻下の脱毛をすることで、清潔感が出る、肌がトーンアップする、メイクやスキンケアの際の肌へのなじみが良くなるなどの効果が期待できます。
さらに鼻下の無駄毛は化粧品の残りが原因で、毛穴の黒ずみや吹き出物などの皮膚トラブルを起こすこともありますが、そのリスクを軽減できるのも大きなメリットです。
頬周辺
頬周辺の脱毛は、顔全体の透明感を高める効果が期待できます。
頬にある細かな産毛が密集していると顔がくすんで見えがちですが、これらを取り除くことで肌本来の明るさを引き出すことが可能です。
また毛穴が目立ちにくくなり、メイクのノリや持ちも向上します。頬の産毛を処理することによって、より洗練された印象になるでしょう。
あご周辺
あご周辺の毛を脱毛することで毛穴に皮脂や汚れが溜まりにくくなり、皮脂詰まりのブツブツやニキビを予防する効果が期待できます。
あごの周辺の産毛はホルモンバランスの影響などによって濃くなってしまうことがありますが、脱毛をすればセルフケアの手間や負担を減らせます。
顔脱毛の効果を実感できるまでの回数・期間の目安は?
脱毛方法には光脱毛(エステ脱毛・サロン脱毛)と医療レーザー脱毛の2種類があり、どちらを選択するかによって必要な回数や期間が大きく異なります。
効果を実感するまでに必要な施術回数は肌質や毛質によって異なり、個人差があることも覚悟しておく必要があるでしょう。
ここでは光脱毛と医療レーザー脱毛それぞれの、効果を実感できるまでの回数・期間の目安を解説します。
光脱毛(エステ脱毛・サロン脱毛)
光脱毛は、光エネルギーを利用して毛の成長を抑える方法です。
サロンで受けられるこの方法は、比較的費用が抑えられることが魅力ですが、永久脱毛をすることは不可能なため毛をなくした状態にするためには通い続けないといけません。
毛周期に合わせて1〜2ヶ月に1回のペースで通院し続けることが必要です。
このように光脱毛の大きな特徴として、永久脱毛の効果は期待できない点が挙げられます。
そのため、長期的に見ると定期的なメンテナンスが必要になる方法です。
医療レーザー脱毛
医療機関で受けられる医療レーザー脱毛は、光脱毛に比べて強力なレーザー光を使って脱毛を行います。
この方法では、産毛が減る実感が得られるまでに3〜5回、自己処理が楽になるまでに5〜8回、顔がつるつるの状態を目指すには10回以上の施術が目安とされています。
一方で産毛などを完全になくすためにはレーザーのみでは不十分でニードル脱毛などで最終的には処理をしないといけない場合もございます。
医療レーザー脱毛は毛周期に合わせて施術を行うため、1〜2か月に1回のペースで施術を受けるのが理想です。
全体として、顔脱毛を完了するには最低でも5カ月以上、ほぼつるつるの肌を目指す場合は10カ月以上かかることを予想しておくと良いでしょう。
後悔しない顔脱毛を受けるためのポイント
顔脱毛の効果を最大限に引き出し、トラブルを回避するためには、いくつかのポイントを理解することが重要です。
以下に挙げるポイントを押さえることで、より満足のいく顔脱毛の結果を得ることができるでしょう。
産毛に適した脱毛機を選ぶ
体に生えている毛には、太い毛もあれば非常に細かい産毛もあります。産毛に効果的な脱毛を行うためには、適した脱毛機の選択が必須です。
脱毛クリニック選びでは、産毛に効果的な機器を用いているか確認しましょう。
施術前のカウンセリングで、自分の毛質に合った脱毛機を使用しているかどうか尋ねるのも重要です。
複数の機器を使い分けている脱毛クリニックであれば、毛質や肌質に合わせた施術が受けられるでしょう。
特に産毛の脱毛は非常に困難であるため、ピークパワーの高い熱破壊式のものでの施術が望ましいと考えています。
毛周期に合わせて脱毛施術を受ける
毛には成長期、退行期、休止期という毛周期(毛が生え変わるサイクル)があります。
脱毛の効果を最大化するためには、成長期にある毛を狙って施術を行うことが重要です。
成長期の毛は毛根がしっかりと肌に固定されているため、脱毛効果が高いのです。
しかし全ての毛が同時に成長期を迎えるわけではないため、数回にわたって施術を重ねる必要があります。
脱毛クリニックでは、この毛周期を考慮して施術間隔を設定しているため、医師やスタッフのアドバイスに従いましょう。
紫外線対策を徹底する
脱毛施術後は肌が敏感になりがちで、紫外線によるダメージを受けやすくなります。
特に顔は日常生活で紫外線にさらされやすい部位のため、脱毛前後に紫外線対策を徹底することは非常に重要です。
高SPF値の日焼け止めを使用する、帽子やサングラスを活用するなど、紫外線から肌を守る工夫をしましょう。
脱毛後の肌は乾燥しやすいため、保湿ケアも忘れずに行うことで、肌トラブルを未然に防ぎやすくなります。
事前に照射範囲を確認しておく
顔脱毛をする際は、施術範囲を必ず事前に確認しておきましょう。
クリニックによって、顔脱毛の施術範囲や照射可能な部位は異なります。自分が脱毛したい部分がきちんと含まれているか、カウンセリングで確認しておくと安心です。
施術前のカウンセリング時に、照射範囲について細かく確認し、自分の希望に沿った施術が行われるようにしましょう。
また処理したい範囲だけでなく、避けたい部位があればその旨も伝えることが大切です。自分の要望をしっかりと伝えることで、後悔のない脱毛を実現できます。
まとめ
顔脱毛は、肌のトーンアップや化粧ノリの改善、毛穴の目立たなさなど、見た目の美しさだけでなく、自己処理の手間軽減や肌トラブルのリスク減少にも繋がります。
顔脱毛の効果をより引き出すためには、産毛に適した脱毛機を選び、毛周期を考慮した施術計画、そして紫外線対策を徹底することが重要です。
医療脱毛専門のクレストスキンクリニックでは、効果的な脱毛が行えるよう、熱破壊式の脱毛機を2種類導入。一人ひとりの毛質や肌質に合った医療脱毛機を提案しております。
また、眉周りや産毛などの対処のためにニードル脱毛も可能となっています。
麻酔も導入しておりますので、顔脱毛を検討している方はぜひお気軽にお問い合わせください。
記事監修
- 森口翔 M.D. Ph.D
- 慶應義塾大学医学部卒業
- 慶應義塾大学医学部大学院博士課程修了
- 医療脱毛専門クレストスキンクリニック医師