脇脱毛はしない方がいい？理由やデメリット＆よくある誤解と後悔を避けるコツ

脇は脱毛の痛みが強い傾向にある

太く濃い毛が生えている脇は、脱毛時に痛みを感じやすい部位のひとつです。

脱毛機器のレーザーや光は、毛のメラニン色素に反応します。そのため、メラニン色素が多い部分ほど痛みを感じやすくなるのです。

痛みの程度としては、よく「輪ゴムで弾かれたような痛み」と表現されますが、痛みの感じ方は人それぞれ異なるため注意する必要があります。

医療脱毛であれば麻酔クリームを使用して痛みを軽減できるため、脱毛の痛みが気になる人にもおすすめです。

肌トラブルが起こる可能性がある

脇脱毛に限らず、脱毛には肌トラブルの可能性があります。脱毛によって起こる可能性がある肌トラブルは、次のとおりです。

• 火傷
• 赤み
• 毛嚢炎（プツプツとした毛穴の赤み）

特に、乾燥肌・敏感肌の方は、脱毛後に上記のような肌トラブルを起こしやすいとされています。

ただし、必ずしも肌トラブルが起こるわけではなく、施術前後の過ごし方によって肌トラブルの可能性を減らすことも可能です。

脱毛効果を感じるまでに時間がかかることがある

脇脱毛は1回の施術で完了するわけではなく、何回も通い続ける必要があります。そのため、脱毛効果を感じるまでには時間がかかることを理解しておきましょう。

どの脱毛機を使用するか、またどの程度の効果を得たいのかによって必要な期間は異なりますが、脇の毛は太く濃いため、医療脱毛でも1年ほどはかかります。

また、エステ脱毛の場合は完全に毛をなくすことはできないため、頻度は減るものの半永久的に通い続ける必要があるでしょう。

毛が生えてくることがある

医療脱毛やエステ脱毛では「〇回コース」とコースで契約する場合が多いですが、コース終了後に毛が生えてくる可能性もあります。

先ほど、エステ脱毛は半永久的に通う必要があると説明しましたが、永久脱毛ができる医療脱毛であっても「永遠に毛が生えてこない」わけではありません。

というのも、毛には毛周期があり、特定の期間に該当する毛に対してのみレーザーや光の効果が発揮されます。

「成長期1」「成長期2」以外の毛は脱毛できず、毛（毛根）にダメージを与えられないため、毛周期によっては脱毛コースが終了しても毛が生えてくる可能性があることを理解しておきましょう。

永久脱毛の定義について詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
→永久脱毛の定義について（クレストスキンクリニック医師が解説）

脇脱毛についての誤解がある

「脇脱毛をするとワキガになる、臭いが強くなる」のような脇脱毛についての誤解から、しない方がいいと言われている場合もあります。

ネットを見るとさまざまな情報がありますが、噂をすべて鵜呑みにするのではなく、どの情報が正しいのかを自分で判断することが大切です。

以下で脇脱毛についてよくある誤解や理由について、詳しく見ていきましょう。

ワキガになる？臭いが強くなる？

結論から述べると、脇脱毛によってワキガになることはありません。

ワキガの主な原因は遺伝であり、脇脱毛によって脇の毛が減れば、むしろワキガが改善される可能性があります。

ただし、以下の理由により、人によっては脱毛後に脇の臭いが強くなったと感じる場合があるでしょう。

• 脇毛がなくなり汗をかいていることを感じやすくなった
• 毛がなくなったことで制汗剤が流れやすくなった

毛がなくなると脱毛前より汗を感じやすくなるため、「自分の汗が周りに臭っていないか」と不安になる方がいるかもしれません。

実際は臭っていなくても、精神的に不安になると余計に汗の量が増えます。湿った状態が続くと細菌が増殖しやすくなるため、脇の臭いを発しやすくなるでしょう。

また、毛がなくなったことでそれまで毛に付着していた制汗剤のデオドラント成分が流れやすくなり、臭いを感じやすくなった可能性も考えられます。

また、ワキガが気になる場合はそれ自体に対する治療も存在するため脇脱毛と併せて行うとよろしいでしょう。

脇の黒ずみが悪化する？

脇の黒ずみが悪化するのは、自己処理によるダメージが主な原因とされています。

カミソリや毛抜きによって脇の皮膚がダメージを受けることでメラニンが生成され、黒ずみにつながります。

ですので、逆に脇脱毛をすると黒ずみの主な原因である自己処理の機会を減らせるため、肌へのダメージが減り、黒ずみの改善効果が期待できるでしょう。

汗の量が増える？

脇脱毛によって汗の量が増えるとの噂もありますが、これも誤解です。

そもそも、毛と汗腺は別組織のため、毛がなくなったからといって汗の量が増えるわけではありません。

しかし、汗の量は増えないものの、毛がなくなることによって以前より汗の存在を感じやすくなるケースはあります。

ムダ毛処理の手間を減らせる

脱毛効果を得るまで何度か施術を受ける必要がありますが、回数が多くなるにつれて自己処理の頻度が各段に少なくなるでしょう。

毛質や生えてくるスピードは人によって異なりますが、「剛毛」「毛の生えるスピードが早い」といったお悩みのある方は、脇脱毛がおすすめです。

特に夏場は肌を露出する機会が多いため、生えかけの脇毛や剃り残しを気にせず堂々とファッションを楽しめます。

自己処理による肌ダメージを軽減できる

自己処理の頻度が減ることで、肌ダメージを軽減できるのも脇脱毛のメリットです。

カミソリや毛抜き、除毛クリームなど、自分で脇毛を処理する方法はさまざまですが、どの方法でも肌にダメージを与える可能性があります。

自己処理方法によって毛が生えてくるまでの期間に差はあるものの、脱毛しない限り毛は生え続けるため、肌へのダメージは避けられません。

脇脱毛によって自己処理の回数が減ると肌ダメージを軽減できるため、結果的に肌トラブルも少なくなるでしょう。

脇の黒ずみ軽減効果が期待できる

黒ずみの軽減効果が期待できるのも、脇脱毛のメリットのひとつです。

カミソリによる摩擦や毛抜きによる刺激は色素沈着を引き起こし、黒ずみを悪化させる可能性があります。

脇脱毛をすると、自己処理の回数が減って色素沈着を起こしづらくなるため、黒ずみの改善効果が期待できるのです。

脇の黒ずみが原因で肌見せに抵抗がある方は、脇脱毛によって自信をもってノースリーブが着られるようになるでしょう。

臭いを抑える効果が期待できワキガ対策にもなる

脇脱毛を行うと脇が清潔に保たれ、臭いを抑える効果が期待できます。

脇の臭いが発生する原因のひとつとして挙げられるのが、毛や毛穴に汗が溜まることによる雑菌の繁殖です。

脇脱毛には、毛がなくなるほかに毛穴が小さくなる効果もあるため、雑菌の繁殖を抑制できます。

ただし、脇脱毛はワキガの根本的な改善にはならないため、あくまで「ワキガ対策になる可能性がある」程度に考えておきましょう。

痛みが心配なら出力調整が行える医療脱毛を選ぶ

脱毛時の痛みについて不安がある方は、出力調整が可能な医療脱毛を選びましょう。

無理に痛みを我慢する必要はありません。クレストスキンクリニックでは照射の際にお痛みに関するお声がけをおこなっております。

お痛みの反応が強ければ、出力の調整を細かく行っておりますので、痛みに弱い方はお気軽にご相談ください。

脇脱毛前後は肌のケアを徹底する

脱毛前後の肌ケアも重要なポイントのひとつです。具体的には、以下の肌ケアを入念に行いましょう。

• 丁寧に保湿する
• 脇を露出する服は避ける

痛みや赤み、腫れといった脱毛後の副反応を起こす原因になるのが「乾燥」と「日焼け」です。

医療脱毛やエステ脱毛は、脱毛機器の熱エネルギーによって毛や毛根にダメージを与えるため、乾燥・日焼けといった肌が敏感な状態は副反応が起きやすくなります。

普段は脇の保湿をしない方でも、脱毛期間中は保湿を徹底しましょう。

また、日焼けを防止するためにも、ノースリーブなど脇を露出する服を着るのは避けるようにしてください。

脱毛した毛は元には戻せないことを知っておく

医療脱毛やエステ脱毛を行った場合、脱毛した毛は元通りにならないことを理解しておきましょう。

当初は脱毛したい気持ちが強くても、価値観の変化によって自然な体毛を好むようになる可能性もゼロではありません。こうした事態も考えたうえで、脱毛するかを判断しましょう。

医療脱毛とエステ脱毛では脇脱毛の効果に違いがある

医療脱毛とエステ脱毛では、脱毛方法や効果に違いがあります。

エステ脱毛は光によって毛にダメージを与える施術であり、永久脱毛はできません。

毛が生えるスピードは遅くできるものの、完全に毛をなくすことはできないため、半永久的に通い続ける必要があります。

そのため、より高い脱毛効果を求める方は、永久脱毛ができる医療脱毛を選ぶようにしましょう。

ただし、永久脱毛といっても永遠に毛が生えなくなるわけではありません。

レーザー照射した毛はなくなるものの、毛周期によっては照射できずに再び生えてくる可能性があることを理解しておきましょう。

効果をはじめとした医療脱毛とエステ脱毛の違いについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
→医療脱毛とエステ脱毛の違いは？脱毛を選ぶポイントも解説

脱毛期間中は毛抜きでの処理はしない

普段の自己処理を毛抜きで行っている方もいるかと思いますが、脱毛期間中の毛抜き処理はNGです。

脱毛機器は毛のメラニン色素に反応するため、毛を抜いてしまうとしっかり反応しなくなってしまいます。

効果が得られなかったり、毛の周期が乱れたりする可能性があるため、カミソリや電気シェーバーなど毛根が残る方法で自己処理を行いましょう。

信頼できるクリニックを選ぶ

医師が在籍しているクリニックで脇脱毛を行うのも、大切なポイントといえます。

脱毛によって肌トラブルが起きた場合、診察や治療を行えるのは医療機関であるクリニックのみです。

病院と提携していない限りエステサロンでは肌トラブルの対処ができないため、何かあったときに相談しやすいクリニックを選ぶようにしましょう。

麻酔の用意があるか

脱毛時の痛みに不安がある方は、麻酔の用意があるクリニックを選びましょう。

クリニックで取り扱っている麻酔には主に以下があります。

• 麻酔クリーム
• 麻酔テープ
• 笑気麻酔

クリニックによって取扱いの有無や料金が異なるため、カウンセリング時に確認しておきましょう。

当院では、1回2,000円で麻酔クリームの塗布を行っていますので、お気軽にご相談ください。

通いやすいか（アクセスや営業時間）

脇脱毛は1回限りの施術ではないため、クリニックへの通いやすさも大切なポイントのひとつです。

特に、交通アクセスと営業時間についてチェックしておきましょう。

駅から徒歩何分かかるか、交通機関は何があるかなどを確認しておくと、通いはじめてから後悔することが少なくなります。

また、仕事や学校がある方は遅くまで営業しているクリニックを選ぶと、通院するスケジュールを合わせやすくなるでしょう。

脇脱毛以外の料金

脇脱毛以外のオプション料金についても、事前に確認しておく必要があります。

脇脱毛以外の主なオプション料金は、以下のとおりです。

• カウンセリング料
• 初診料
• 再診料
• シェービング代
• テスト照射代
• 麻酔代

クリニックによって無料・有料は異なるため、事前にしっかりチェックしておきましょう。

当院では、カウンセリング料・初診料・肌トラブルの際の診察料・テスト照射代が無料となっています。

脱毛機の種類

どのような脱毛機を使用しているかも、大切なポイントです。

医療脱毛クリニックで取り扱っている脱毛機には「熱破壊式」と「蓄熱式」の脱毛方式があります。

このうち、脇のような太く濃い毛の脱毛に向いているのは「熱破壊式」の脱毛機です。

そのため、脇脱毛の施術のみを検討されている方は、熱破壊式の脱毛機を扱っているクリニックを選びましょう。

クレストスキンクリニックでは、熱破壊式の「ジェントルマックスプロプラス」「ジェントルマックスプロ」と「ライトシェアクアトロ」を導入。

3種類の脱毛機を使い分けることで、効果的な脱毛を行っています。